リビジョンに興味はあるものの、他のドクターズコスメが気になる。リビジョンは他のドクターズコスメと併用できるのか知りたい。
そんな疑問を抱いている方へ、人気のドクターズコスメ『ゼオスキン』を例に、リビジョンとの違いをご紹介します。
効果や成分、併用の注意点についても詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。
リビジョンとゼオスキンの違いとは?
リビジョンとゼオスキンは、具体的にどのような点に違いがあるのでしょうか。成分や効果を比較してみましょう。
主成分が異なる
リビジョンの主成分 | ・ペプチド ・ビタミンA (レチノール) ・ビタミンC |
ゼオスキンの主成分 | ・ビタミンA (レチノールやパルミチン酸レチノールなど) ・ハイドロキノン ・ゼオスキンオリジナル複合成分 |
リビジョン製品には、美肌作りに欠かせないといわれるペプチドが、最大8種類配合されています。
複数種類のペプチドを組み合わせることで、異なる肌質・皮膚構成にも対処できるため、幅広いお肌のお悩みへのアプローチが可能です。
リビジョンは、コラーゲンの生成やヒアルロン酸の合成を促す働きを持つ『レチノール』や、メラニンの生成を抑制して肌色を明るく見せる『ビタミンC誘導体』を主成分とした製品も人気を集めています。
ゼオスキンには、肌機能の強化や肌細胞の活性化といった効果が期待できる『高濃度ビタミンA』が、豊富に含まれています。
ゼオスキンは、ビタミンAを効率的かつ効果的にお肌に浸透させることを目的に開発された製品です。
「お肌の漂白剤」と呼ばれる、シミの改善が期待できる成分『ハイドロキノン』や、成分の効果を高めることを目的に配合された「ZOX¹²™」や「ZCORE™」といった、『ゼオスキンオリジナル複合成分』が含まれる製品も人気を集めています。
アプローチ方法が異なる
リビジョンのアプローチ方法 | お肌に優しいpH値で、刺激が少ない長期ケア 『ペプチド』の力でお肌をひきしめる |
ゼオスキンのアプローチ方法 | 独自のプログラムに沿った治療で、お肌を短期集中ケア 『ビタミンA』の力で肌質の改善を目指す |
リビジョンは、弱酸性の健康なお肌の目安となるph値(水溶液中の水素イオン濃度を表す指数)「4.5-6.0前後」に合わせて開発された製品です。
リビジョンは、pH値「4.5-5.5」あたりで製造されているため、刺激が少なく優しい使い心地を実感できます。
「他のドクターズコスメは刺激が強くて合わなかった」という方も、安心して使用できるでしょう。
リビジョンは、使用開始からすぐに効果を感じられることは少ないですが、長期的なケアでお肌を整えたいという方におすすめです。
ゼオスキンでは、いくつかの独自のプログラムに沿った治療が推奨されています。
毎日のスキンケアを目的とした初心者さん向けのプログラムもありますが、最も人気が高いのが『セラピューティック』と呼ばれる、高濃度美容成分を用いた短期集中ケアプログラムです。
『ビタミンA誘導体』や『ハイドロキノン』を用いて、3~4ヵ月という短期間のうちに、紫外線ダメージにも負けない美しく健やかなお肌への生まれ変わりを目指します。
得られる効果が異なる
リビジョンに期待できる効果 | 加齢による「たるみ」や「表情筋による小ジワ」の改善 |
ゼオスキンに期待できる効果 | 紫外線ダメージによる「シワ」や「シミ」の改善 |
リビジョンの主成分である『ペプチド』には、コラーゲンやエラスチンの生成を促し、お肌を修正したり再生したりする働きがあります。
そのため、加齢による肌機能の低下で発生した「たるみ」や「表情筋による小ジワ」を改善する効果が期待できます。
また、お肌に「ハリ」や「ツヤ」をもたらす美肌効果も期待できるでしょう。
「年齢を重ねるうちにお肌が変化した」と感じる方は、リビジョンでエイジングケアを行いましょう。
ゼオスキンの主成分である『ビタミンA』には、目や皮膚・粘膜の健康を保つ働きがあります。
ビタミンAをお肌に補給することで、ターンオーバー(新陳代謝)を促してお肌を健康な状態に保ったり、コラーゲンの生成やヒアルロン酸の分泌を促進して「シワ」を改善したりする効果が期待できます。
また、ゼオスキンの主成分の一つである『ハイドロキノン』は、メラニンの生成を抑えて「シミ」の発生を防ぐ働きを持つ成分です。
ゼオスキンを使用することで、紫外線ダメージによって破壊されたビタミンAを補い、ハイドロキノンの働きでシミを改善したり予防したりする効果が期待できます。
長年の紫外線ダメージで肌機能が低下していると感じる方は、ゼオスキンで光老化対策を行いましょう。
リビジョンとゼオスキンは併用できる?
複数のドクターズコスメを試したいという方が気になるのが、「併用できるか否かについて」です。リビジョンとゼオスキンの併用の可否と、併用に関する注意点をご紹介します。
併用は可能だけど注意が必要
ヒトのお肌は、通常、pH値が4.5-6.0程度の弱酸性に保たれています。pH値が下がって酸性に傾いたり、反対にpH値が上がってアルカリ性に傾いたりすると、お肌のバリア機能が低下して肌荒れが起こります。
リビジョンは、お肌に理想的なpH値4.5-5.5程度を守り、バリア機能が働きやすい弱酸性に保つことに特化したコスメです。
また、お肌の自然な状態に近いpH値を守ることで、コスメの成分を浸透しやすく、効果を引き出しやすい設計になっています。
そのため、リビジョンをより効果的に使用したい場合には、ゼオスキンの中でも「pH値を崩してしまうアイテム」との併用は避けたほうが良いでしょう。
併用の際に特に注意が必要なアイテム
リビジョンとゼオスキンを併用する場合は、「pH値が低い製品」を避ける必要があります。ゼオスキンの中でも特にpH値が低いといわれている製品が、以下の3点です。
●バランサートナー
●ミラミン
●ミラミックス
積極的におすすめはしていませんが、もしも併用するのなら、同時に使用するのではなく「朝はリビジョン製品、夜はゼオスキン製品」というようにタイミングをずらすと良いでしょう。
タイミングをずらして使い分けることによって、それぞれの製品の成分が干渉し合うことを避けられます。
併用よりもライン使いがおすすめ
アイテムによっては、タイミングをずらすことで併用可能ですが、やはり同じブランドのスキンケアアイテムをライン使いすることが理想です。リビジョンとゼオスキンは、特に「ビタミンA配合製品」を組み合わせてしまうと、お肌に強い反応が起こりやすくなります。
一部の製品には使用に注意が必要なものが含まれるので、積極的な併用は避けてください。
リビジョンもゼオスキンも、ライン使いすることで不要な肌トラブルを防ぎ、効果を高められる設計となっているため、複数の製品を混ぜるよりも安全かつ効果的に使用できます。
リビジョンとゼオスキンはお肌の反応にも違いがある?
ドクターズコスメは高い効果が期待できる半面、肌荒れが起こることがあります。リビジョンとゼオスキンは、お肌の反応にも違いがあるのでしょうか。想定されるお肌の反応と肌荒れが起こった場合の対処方法をご紹介します。
リビジョンで考えられるお肌の反応
リビジョンの魅力は、「他のレチノール配合製品と比較すると、反応が現れにくい」という点にあります。高濃度で配合された『ビタミンC』や、強い反応が現れやすいといわれる『ピュアレチノール』を含む製品でも、リビジョンの場合は、比較的肌荒れのような症状が現れにくい設計になっています。
しかし、肌荒れが全く起こらないとは言い切れません。 人によっては赤みやかゆみといった症状が現れることもあるので、敏感肌の方は注意が必要です。
ゼオスキンで考えられるお肌の反応
基本的にゼオスキン製品を使用してお肌に強い反応が現れることはありませんが、『セラピューティックプログラム』で使用されるアイテムの中には、赤みやかゆみ、皮むけといった肌荒れが起こるものがあります。使用すると肌荒れが起こりやすいアイテムが、処方薬の『トレチノイン』です。
お肌がトレチノインに慣れていない状態で使用すると、赤みやかゆみ、皮むけといった症状が現れることがあります。
ゼオスキン製品でも、高濃度ビタミンAが配合されている『スキンブライセラム』や『Wテクスチャーリペア』、『ARナイトリペア』などの製品は、お肌に強い反応が現れることがあります。
お肌の状態が安定するまでは、肌荒れに悩まされることもあるでしょう。
あまりに強いかゆみや痛みを感じるという場合には、かかりつけのクリニックにご相談ください。
肌荒れが起こった場合の対処方法
リビジョンやゼオスキンを使用してお肌に強い反応が現れた場合は、まずはクリニックに相談しましょう。独断で使用方法を変更したり使用量を変更したりすると、肌荒れが悪化してしまう可能性があります。
基本的に肌荒れのような症状が起こった場合には、クリニックの指導に沿って、製品の使用頻度を下げてお肌の様子をみることになります。
毎日使用している製品の使用頻度を「週1~2回夜のみ使用する」といった具合に変更するだけでも、症状が緩和できる可能性が高いです。
使用頻度を下げても一向に症状が緩和されないという場合には、再度クリニックにご相談ください。
リビジョンについてお気軽にご相談ください
リビジョンとゼオスキンは、同じドクターズコスメでも成分やアプローチ方法、期待できる効果は異なります。
自身が理想とするお肌を目指すためにどのように活用すれば良いのか、よく考えて使用しましょう。
リビジョンの活用方法がわからないという方は、麗ビューティー皮フ科クリニックへご相談ください。
専門の医師が、リビジョンの製品選びから使用方法まで、丁寧にご説明します。
ゼオスキンのような他のドクターズコスメもご紹介できますので、まずはお気軽にカウンセリングにお申し込みください。
リビジョンスキンケアについてさらに詳しく知りたいという方は、下記ページをご覧ください。
▼記事監修医師
麗ビューティー皮フ科クリニック
院長 居原田 麗
滋賀県草津市生まれ。2006年に国立滋賀医科大学を卒業後、2011年に「麗ビューティー皮フ科クリニック」を開院。
「日本美容皮膚科学会」「日本美容外科学会」正会員。「日本アンチエイジング外科・美容再生研究会」認定医。
麗ビューティー皮フ科クリニック
院長 居原田 麗
滋賀県草津市生まれ。2006年に国立滋賀医科大学を卒業後、2011年に「麗ビューティー皮フ科クリニック」を開院。
「日本美容皮膚科学会」「日本美容外科学会」正会員。「日本アンチエイジング外科・美容再生研究会」認定医。