ホームケアでも高い美容効果が得られると話題のドクターズコスメが、『ゼオスキン』です。
ゼオスキンのスキンケアアイテムには、どのような有効成分が含まれているのでしょうか。
今回は、ゼオスキンの成分や期待できる効果について解説します。
プログラムごとの特徴や副作用の有無についてもご紹介しますので、ゼオスキンに興味があるという方はご一読ください。
目次
ゼオスキンとは?
世界的に活躍する皮膚科医であるゼイン・オバジ氏が、長年の研究を経て開発したドクターズコスメが『ゼオスキン』です。ターンオーバー(新陳代謝)を正常化してバリア機能を改善し、体が持つ本来の力で美しく健康的なお肌を目指すことをコンセプトに開発されました。
ゼオスキンの最大の特徴は、独自のスキンケアプログラムに沿った治療を行うという点です。
医師が一人ひとりのお肌の状態を診た上で最適なプログラムを組むため、自分だけのスキンケアが実現します。
医療機関専売品であるゼオスキンの製品は、ドラッグストアや通販サイトなどでは販売されていません。
ゼオスキンの使用を希望される方は、取り扱いのある皮膚科や美容皮膚科クリニックでカウンセリングを受けた上で、お買い求めください。
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ゼオスキンの5つの有効成分
ドクターズコスメであるゼオスキンには、高い美容効果が期待できる有効成分が複数種類配合されています。ゼオスキンのスキンケアアイテムに含まれる、代表的な有効成分を5つご紹介します。
①ハイドロキノン
美白ケアに用いられることが多い『ハイドロキノン』は、メラニンを生成するメラノサイトの働きを抑制する成分です。シミの原因となるメラニンの発生を防ぐことで、色むらのない白く透明感のあるお肌を目指します。
ハイドロキノンは、ターンオーバーを促進するレチノールやビタミンCと相性が良く、一緒に使用することで美白効果を引き出せるという点が特徴です。
濃度の高いハイドロキノンをお肌に塗布すると肌トラブルが起こる可能性が高くなるため、スキンケアアイテムに配合するには4~5%が限度だといわれています。
ゼオスキンでは、スキンケアアイテムに配合できる限界値に近い4%の高濃度ハイドロキノンが配合されている上、レチノールやビタミンCといった相性の良い成分も一緒に配合されていることから、高い美白効果が期待できます。
②レチノール(ビタミンA)
ゼオスキンのスキンケアアイテムに含まれる代表的な有効成分が、『レチノール』です。ビタミンAの一種であるレチノールには、お肌のターンオーバーを促進して肌質を改善する効果が期待できます。
また、お肌の状態が健康になるだけでなく、皮膚に厚みが増すことで、紫外線ダメージからお肌を守ったり、ダメージを受けたお肌を修復したりする効果も期待できるでしょう。
ゼオスキンにはレチノールを含む製品が数種類あり、高濃度のレチノールが含まれる製品も存在します。
高濃度のレチノールを含む製品には高い美容効果が期待できますが、一方で皮むけや赤みが出ることもあるので、医師と相談しながら使用してください。
③グリコール酸
お肌の角質を除去する「ピーリング剤」にも採用されている成分が、『グリコール酸』です。グリコール酸には、pH値を酸性に傾けることで角質を柔らかくする効果が期待できます。
グリコール酸は高い浸透力も持つため、後に使用するスキンケアアイテムの浸透率を高める効果も期待できます。
④ビタミンC誘導体
美肌づくりに欠かせない『ビタミンC』も、ゼオスキンのスキンケアアイテムに含まれています。ビタミンCは、抗酸化作用やターンオーバーを促進する作用を持つ成分ですが、不安定であることから化粧水に配合することは難しいという欠点を持ちます。
そのため、化粧水に配合する際には、安定性を高めた「ビタミンC誘導体」という形で配合されていることが一般的です。
ゼオスキンでは製品の特性やお肌のことを考えて、様々な種類のビタミンCが配合されています。
⑤オリジナル複合成分
ゼオスキンのスキンケアアイテムの大きな特徴は、オリジナル複合成分が配合されているという点です。ゼオスキンのオリジナル複合成分と期待できる効果は、以下の通りです。
「ZOX¹²™」…ビタミンA・C・Eからつくられた複合成分。カプセル化することでお肌への浸透率や効果の持続率をアップ。老化を促進する近赤外線からお肌を守ります。
「ZPRO®」…フサフジウツギ由来の植物幹細胞や、加水分解セリシンからつくられた複合成分。将来の肌ダメージを緩和して老化を防ぎます。
「ZO-RRS²™」…ニガハッカやエーデルワイス由来の植物幹細胞からつくられた複合成分。細胞にダメージを与える不対電子(フリーラジカル)からお肌を守ります。
「ZCORE™」…バイオミティックテトラペプピドや、スイートイエロークローバーからつくられた複合成分。不安定なお肌の状態を整えます。
「ZPRO®」…フサフジウツギ由来の植物幹細胞や、加水分解セリシンからつくられた複合成分。将来の肌ダメージを緩和して老化を防ぎます。
「ZO-RRS²™」…ニガハッカやエーデルワイス由来の植物幹細胞からつくられた複合成分。細胞にダメージを与える不対電子(フリーラジカル)からお肌を守ります。
「ZCORE™」…バイオミティックテトラペプピドや、スイートイエロークローバーからつくられた複合成分。不安定なお肌の状態を整えます。
ゼオスキンに期待できる効果
優れた有効成分がたくさん配合されていることはわかりましたが、ゼオスキンのスキンケアアイテムを使用すると、具体的にどのような効果が得られるのでしょうか。詳しくご紹介します。
シミやくすみを改善
ターンオーバーが促進されると、お肌のバリア機能が高まるという他にも、メラニンの排出が促されます。そのため、シミやくすみ、肝斑といった、お肌の表皮内にある色むらを改善する効果が期待できます。
レチノールが含まれる製品を使用すればメラニンの排出が促され、ハイドロキノンが含まれる製品を使用すれば、メラニンの生成自体を抑制する効果が期待できるのです。
「頑固なシミやくすみに悩んでいる」、「顔全体が暗く見える」という方は、ぜひゼオスキンを試してみてください。
毛穴の詰まりや開きを改善
毛穴が黒ずんでいるという方は、皮脂が詰まって酸化している状態にあります。毛穴詰まりを放置すると毛穴が開いてしまい、元に戻らなくなってしまいます。
年齢を重ねることで、毛穴が開くだけでなく、垂れ下がって余計に毛穴が目立つようになってしまったという方もいるでしょう。
グリコール酸が含まれる製品を使用することで、毛穴詰まりや毛穴の開きを予防します。
また、ビタミンCが含まれる製品を使用すれば、余分な皮脂の分泌を抑えて毛穴詰まりを防ぐことはもちろん、毛穴を引き締める効果も期待できます。
ニキビやニキビ跡を改善
レチノールには、ターンオーバーを促進して毛穴の汚れを排出する効果が期待できます。皮脂の分泌を抑える効果も期待できることから、ニキビができにくい肌環境が整います。
ニキビは、皮脂や汚れによって毛穴が塞がれた状態で、毛穴の内部で菌が繁殖することで発生するため、ニキビを予防するには毛穴ケアが欠かせません。
レチノールが含まれる製品を使用することで、毛穴詰まりや毛穴の開きだけでなく、ニキビ予防にも繋がります。
また、真皮層まで達しているニキビ跡の改善は難しいものの、肌表面に生じているニキビ跡であれば、改善が期待できるでしょう。
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ゼオスキンに副作用はある?
必ずしも副作用が現れるというわけではありませんが、高濃度の成分を含むアイテムを使用すると、皮むけが起こったり赤みが現れたりすることがあります。特に、レチノールを含むスキンケアアイテムを初めて使用するという方は、副作用が現れる可能性が高いといえます。
個人差がありますが、副作用は製品の使用を開始してから2~3日後に現れることが多く、2~3週間が経過した頃にピークを迎え、徐々に落ち着いていくでしょう。
皮むけや赤みは、お肌がレチノールに慣れていないことで起こる自然な反応なので、副作用が現れたとしても慌てる必要はありません。
あまりにも症状がひどい場合は、クリニックを受診して医師に相談してください。
レチノール以外にも、ハイドロキノンは稀にアレルギー反応を起こす方がいるため、ハイドロキノンを含む製品にも注意が必要です。
セラピューティックプログラムで使用する以外の製品であれば、必ずしも受診する必要はありませんが、高濃度レチノールやハイドロキノンを含む製品を使用する場合は、事前にクリニックを受診しましょう。
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ゼオスキンの3つのスキンケアプログラム
独自のプログラムに沿ってスキンケアを行うことで高い効果が得られるというのが、ゼオスキンの大きな特徴です。ゼオスキンの3つのスキンケアプログラムをご紹介します。
①セラピューティックプログラム
ゼオスキンを代表する人気のプログラムが、『セラピューティックプログラム』です。肌トラブルに合わせて製品を選び、「反応期」、「耐久期」、「完成期」の3つのプロセスを経て、12〜18週間で肌質を改善するという内容のプログラムです。
セラピューティックプログラムでは、スキンケアアイテムだけでなく、処方薬の『トレチノイン』を用いた治療が行われます。
レチノールよりもさらに高い効果が期待できるトレチノインの働きで、ターンオーバーを促進して古い角質を除去。
皮脂による毛穴詰まりを防ぐことはもちろん、シミやくすみも改善して、ハリと弾力のある美しく健康的なお肌に導きます。
②基本コース
特別な治療ではなく、美しいお肌を維持するためのスキンケアが行いたいという方から人気のプログラムが、『基本コース』です。お肌の活性と修復をサポートする基本コースは、主にエイジングケアを希望する方に適しています。
セラピューティックプログラムよりも使い方がシンプルであることから、初めてゼオスキンを使用するという方や、気軽に毎日のスキンケアを行いたいという方にもおすすめです。
セラピューティックプログラムのように高い効果は期待できませんが、皮むけのような強い反応が起こる心配もありません。
「ゼオスキンに興味はあるけれど副作用が怖い」、「お肌に優しいスキンケアを行いたい」という方は、ぜひ基本コースから挑戦してみてください。
③高濃度レチノールコース
セラピューティックプログラムを終えた後、メンテナンスケアを行いたいという方におすすめなのが『高濃度レチノールコース』です。高濃度レチノールコースの特徴は、トレチノインの代わりに高濃度のレチノールを使用するという点です。
トレチノインよりもマイルドな高濃度レチノールであれば、皮むけのような強い反応が起こる可能性は低いといえます。
特に、セラピューティックプログラム終了後のお肌がビタミンAに慣れた状態であれば、副作用が現れたとしても症状は緩やかです。
基本コースよりもワンランク上のスキンケアを目指したいという方にもおすすめのプログラムです。
ゼオスキンの使用を希望される方は麗ビューティー皮フ科クリニックへ
高い効果が期待できる有効成分が複数種類含まれているゼオスキンですが、医師の指導の下で正しく使用しなければ、効果を引き出せないだけでなく、肌荒れのようなトラブルが起こってしまう可能性があります。
ゼオスキンの使用を希望される方は、まずは麗ビューティー皮フ科クリニックへご相談ください。
身近な場所にゼオスキンを取り扱うクリニックがないという方でも、オンラインカウンセリングをご利用いただくことで、全国どこからでもゼオスキン製品をご購入いただけます。
医師に直接ご相談いただけるので、お肌のお悩みを抱えているという方は、ぜひオンラインカウンセリングをご利用ください。
▼記事監修医師
麗ビューティー皮フ科クリニック
院長 居原田 麗
滋賀県草津市生まれ。2006年に国立滋賀医科大学を卒業後、2011年に「麗ビューティー皮フ科クリニック」を開院。
「日本美容皮膚科学会」「日本美容外科学会」正会員。「日本アンチエイジング外科・美容再生研究会」認定医。
麗ビューティー皮フ科クリニック
院長 居原田 麗
滋賀県草津市生まれ。2006年に国立滋賀医科大学を卒業後、2011年に「麗ビューティー皮フ科クリニック」を開院。
「日本美容皮膚科学会」「日本美容外科学会」正会員。「日本アンチエイジング外科・美容再生研究会」認定医。