パースピレックスについて

食事や睡眠など、規則正しい生活を心がけていても、汗臭さを改善できないという方もいるでしょう。

汗臭さを抑えられる製品として今注目されているのが、「パースピレックス」です。

パースピレックスは、どのような仕組みで汗臭さを緩和する製品なのでしょうか。また、どのように使用すれば良いのでしょうか。

今回は、パースピレックスの特徴について解説します。

期待できる効果や製品ごとの違い、正しい使い方についてもご紹介しますので、汗臭さにお悩みの方はぜひご一読ください。




「パースピレックス(Perspirex)」とは?

パースピレックスの主成分は、「塩化アルミニウム」です。

パースピレックスをワキや手のひら、足の裏などに塗布すると、塩化アルミニウムが汗に含まれる水分と反応を起こして「水酸化アルミニウム」を生成します

水酸化アルミニウムは、タンパク質と反応して汗腺の中に角栓を作り出しますが、一度生成された角栓は、ターンオーバーによって体外に排出されるまで留まり続けます。

物理的に汗の排出が邪魔されることから、パースピレックスを使用すると汗臭さを緩和できるのです。

体臭・口臭が気になるという方は、下記ページもご覧ください。

関連ページ:アプローラの効果とは?体臭・口臭のケアに有効だといわれる理由やサプリメントの特徴について解説

 

パースピレックスの製品とそれぞれの特徴

パースピレックスの製品

パースピレックスには、ワキ用とボディ用の製品が存在します。

自身に合ったアイテムを選択するためにも、それぞれの製品の特徴を把握しておきましょう。

 

【ワキ用】パースピレックス コンフォート

パースピレックス コンフォート

販売価格:¥5,500(税込)
内容量:20ml


敏感肌向けに作られたロールオンタイプの製品が、『パースピレックス コンフォート』です。

パースピレックスシリーズの中でも最も濃度が低い、塩化アルミニウム8%配合。

効果の持続期間は2~3日と短いものの、お肌への刺激が少ないため、肌トラブルが心配だという方にもご使用いただけます

 

【ワキ用】パースピレックス オリジナル

パースピレックス オリジナル
販売価格:¥5,500(税込)
内容量:20ml

パースピレックスを代表する、ロールオンタイプの製品が『パースピレックス オリジナル』です。

パースピレックスシリーズの中で最も古く、30年に渡って世界中で愛されている製品です。

1回の塗布で3~5日程度、効果が持続します。

普通肌でパースピレックスを初めて使用するという方におすすめです。

 

【ワキ用】パースピレックス ストロング

パースピレックス ストロング
販売価格:¥5,500(税込)
内容量:20ml

パースピレックスシリーズの中で最も塩化アルミニウムの配合濃度が高い、ロールオンタイプの製品が『パースピレックス ストロング』です。

1回の塗布で5日程度、効果が持続します。

汗臭さを緩和できる一方で、お肌への刺激も強いため、敏感肌の方は注意が必要です。

オリジナルを使用しても物足りなかったという方は、ストロングを試してみてください。

 

【ボディ用】パースピレックス フットローション

パースピレックス フットローション
販売価格:¥6,050(税込)
内容量:100ml

ボディ用に作られたジェルタイプの製品が、『パースピレックス フットローション』です。

1回の塗布で2~5日程度、効果が持続します。

手のひらや足の裏など、ワキ以外の汗臭さが気になる部位に塗布してください。

塩化アルミニウムの配合量が高いため、敏感肌の方は、ご使用の前にパッチテストを行うことをおすすめします。

麗ビューティーが取り扱うパースピレックス製品の詳細はこちら


パースピレックスを使用するメリット

パースピレックスのメリット

汗臭さを緩和できるという他にも、パースピレックスを使用することで得られるメリットがたくさんあります。

パースピレックスの魅力について、詳しく解説します。

 

①制汗効果が2~5日程度継続する

汗腺内にできた角栓によって汗臭さが緩和されるため、2~5日程度、効果が持続します。

作り出された角栓は、ターンオーバーによって自然に排出されるまで汗腺内に留まることから、塗布した箇所を拭いたり、洗ったりしても、効果が落ちる心配はありません

夏場の日中に出かけたり、スポーツを楽しんだりしても、汗臭さを気にせずに済むという点は大きなメリットだといえるでしょう。

 

②アレルギー発症のリスクが低い

パースピレックスには、お肌への刺激を軽減する「乳酸成分」が含まれています。

アレルギーのような重篤な副作用が現れるケースは報告されていないので、敏感肌の方でも使用できます。

ただし、主成分である「塩化アルミニウム」はお肌に刺激をもたらす成分であることから、人によってはかぶれや炎症が起こる可能性も否定できません

お肌への影響が気になるという方は、敏感肌向けの製品である「パースピレックス・コンフォート」から試してみてください。

③無香料で衣類への色移りもなし

無香料であるパースピレックスは、匂いや衣服への色移りが気になりません。

一部の制汗剤には、汗の臭いを抑えるために香料が含まれています。また、制汗剤に含まれる成分が汗と反応して、衣服が変色してしまう可能性もあります。

パースピレックスを使用すれば汗臭さが緩和されるので、新たに他の香りを加える必要はありません。

大切な衣服が変色してしまうこともないので、夏場にも気兼ねなくファッションを楽しめるという点は、大きなメリットだといえるでしょう。

 

④塗り直しの手間がかからない

一度の塗布で効果が持続しやすいパースピレックスは、塗り直しの手間がかかりません。

水に濡れたり、汗をかいたりしても落ちにくいため、1日に何度も塗り直す必要がありません。

汗をかく度に塗り直す必要がないので、屋外で長時間過ごす日にもおすすめです。

仕事やプライベートで忙しい、塗り直しの手間を軽減したいという方は、ぜひパースピレックスを試してみてください。

汗臭さへの対策だけでなく紫外線対策も気になるという方は、下記ページもご覧ください。

関連ページ:日焼け止めはめんどくさい!手軽にできるUV対策方法や塗り直しに便利なアイテムをご紹介

パースピレックスの使い方

初めて使用するという方は、以下の手順を参考にしてください。

①就寝前に適量を塗布する
②塗布した場所が乾燥してから服を着る
③翌朝、塗布した部分を濡れたタオルで拭く
パースピレックスは、汗の分泌量が低下する夜に塗布すると効果的です。

お肌を清潔な状態に整え、水分をよく拭き取ってから、汗が気になる部分に塗布しましょう。

パースピレックスが落ちてしまわないように、乾くのを待ってから服(寝間着)を着ます。

翌朝、塗布した部分を濡れたタオルやガーゼで拭いましょう。 手に付着した場合は、石鹸でよく洗い流してください。

 

パースピレックスに関するよくある質問

よくある質問

製品の特徴はわかったものの、まだ疑問が残っているという方もいるでしょう。

最後に、パースピレックスに関するよくある質問をQ&A形式でご紹介します。

 

Q1.パースピレックスに副作用はある?

敏感肌の方でも使用できるパースピレックスには、大きな副作用はありません。

しかし、人によっては、かゆみや痛み、赤みといった症状が現れる可能性があります

パースピレックスを使用してお肌に異変が生じた場合は、直ちに使用を中止してください。

しばらく様子を見ても症状が改善しない場合は、速やかに皮膚科や美容皮膚科クリニックを受診しましょう。

Q2.お風呂に入ると効果がなくなる?

就寝前にパースピレックスをお肌に塗布すると、眠っている間に汗腺内に角栓が作られるため、翌朝以降に入浴しても問題ありません。

水に濡れたり、タオルで拭ったりしても、効果は2~5日程度持続します。

パースピレックスの使用に際して入浴を控える必要はないので、普段通りの生活を送ることができます。

 

Q3.ボディ用のパースピレックスをワキに使用しても良い?

ワキ用のパースピレックスを手のひらや足の裏に使用することは可能ですが、ボディ用のパースピレックスをワキに使用することはできません。

高濃度の塩化アルミニウムが配合されているため、ボディ用の製品をワキに使用すると、人によってはかゆみや発疹などの症状が現れる可能性があります。

ワキに使用したい場合は、必ずワキ用の製品を使用してください。

パースピレックスは麗ビューティー皮フ科クリニックでお買い求めください

パースピレックス記事のまとめ

汗臭さを改善するためには、生活習慣を見直すことも大切ですが、具体的な対策も必要です。 今年の夏は体臭を気にせずに生活できるように、春からしっかりと対策しておきましょう。

パースピレックスをお求めの方は、麗ビューティー皮フ科クリニックのオンラインショップをご利用ください。

オンライン診療をご利用いただければ、患者様が抱えるお肌のお悩みについて、当院の皮膚科医に直接相談することが可能です。

汗臭さがなかなか改善できない、制汗剤を使用してお肌がかぶれてしまったなど、まずはお気軽にご相談ください。

麗ビューティーが取り扱うパースピレックス製品の詳細はこちら


▼記事監修医師
 麗ビューティー皮フ科クリニック
 医師 松村 迪

2015年東京女子医科大学医学部卒業。2020年より「麗ビューティー皮フ科クリニック」常勤医師として勤務。
「日本麻酔科学会」「日本皮膚科学会」正会員。