紫外線対策に有効なアイテムといえば、日傘やアームカバーなど挙げられますが、最も使用されているのが「日焼け止め」ではないでしょうか。
日焼け止めには、クリームやローションなど、さまざまな種類があります。
ドラッグストアやスーパー、コンビニなどでも気軽に購入できることから、なんとなく日焼け止めを選んでいる方も多いでしょう。
今回は、日焼け止めの効果や種類、そして選び方について解説します。
日焼け止めの効果を知った上で、適切なものを選択しましょう。
目次
日焼け止めの効果がわかる基本的なポイント!SPFとPAの違い
日焼け止めを選ぶにあたり、多くの方がすでにチェックしている項目に「SPF」と「PA」があります。なんとなくこのアルファベットの次に書かれている数字と+の数が多ければ、効果も高いに違いないと思っていませんか。
その認識は間違いではありませんが、さらに詳しく違いを知っておけば、シーンに合わせた最適な日焼け止めを選ぶことができるでしょう。
日焼けの原因・紫外線には2種類ある
地上に届いている紫外線には、「UV-A波」と「UV-B波」の2種類あるのをご存知でしょうか。これらの紫外線は、お肌に与える影響もそれぞれ異なります。
【UV-A波】
・波長が長く、お肌の深い部分にまで届く
・お肌を黒く日焼けさせる
・将来のシワやたるみの原因になる
・4~9月までの照射量が多く、年間を通して照射量が減りにくい
【UV-B波】
・波長が短く、お肌の表面に強く作用する
・目に見えるダメージが多く、赤い炎症を引き起こす
・シミやそばかす、乾燥肌の原因になる
・特に夏場の照射量が多く、冬場には照射量が減る傾向にある
屋外で活動をしていると、頭上から降り注ぐ紫外線を浴びるだけでなく、地面に反射した紫外線も同時に浴びることになります。・波長が長く、お肌の深い部分にまで届く
・お肌を黒く日焼けさせる
・将来のシワやたるみの原因になる
・4~9月までの照射量が多く、年間を通して照射量が減りにくい
【UV-B波】
・波長が短く、お肌の表面に強く作用する
・目に見えるダメージが多く、赤い炎症を引き起こす
・シミやそばかす、乾燥肌の原因になる
・特に夏場の照射量が多く、冬場には照射量が減る傾向にある
アスファルトならば10%、水面なら10~20%、砂浜なら10~25%、新雪なら80%の紫外線が反射しています。
そのため、さまざまな角度から紫外線対策をする必要があります。
日焼け止めの「SPF」とは
日焼け止めに記載されている「SPF」とは、Sun Protection Factorの略です。2種類ある紫外線のうち、UV-B波を防ぐ効果を数値で表しています。
SPFには1~50までの段階があり、数字が大きくなるほどUV-B波を防ぐ効果が高くなるということです。
紫外線を浴びてからお肌が赤くなるまでの時間を、どの程度遅らせることができるのかを測定した値で、1SPFあたり20分が目安です。
つまり、「SPF50」と記載された日焼け止めを使用した場合は、1000分遅らせることが可能であり、16.6時間程度は紫外線からお肌を守ってくれるということになります。
日焼け止めによっては、SPF50以上の効果を持続するタイプもあります。
そういった日焼け止めは、「SPF50+」と記載されています。
日焼け止めの「PA」とは
日焼け止めに記載されている「PA」とは、Protection Grade of UVAの略です。2種類ある紫外線のうち、UV-A波を防ぐ効果を数値で表しています。
PAは、お肌が黒くなることを防ぐ効果がどれくらいあるのかを表しています。
先ほどのSPFとは異なり、その効果は数字では記載されていません。
「+」から「++++」の4段階で示されており、「+」の数が多いほどUVAを防ぐ効果が高くなります。
SPF50++++が最強?毎日塗っておけば安心?
日常生活を送るにあたり、「SPF50++++」の日焼け止めを選んでおけば、紫外線対策はばっちりだと考える方もいるかもしれません。しかし、日常で使う分にはSPF20、PA++程度で十分です。
SPF20であっても1SPF=20分だとすれば、400分(6.6時間)は効果が持続します。
お肌に優しい成分が配合されているとしても、SPF50++++の日焼け止めを日常使いしていると、お肌への負担になってしまうかもしれません。
SPF50++++のように数値が高い日焼け止めは、海水浴や登山、屋外スポーツやスキーといった、太陽の下で長時間過ごすような特定のシーンで使用することをおすすめします。
自分の生活やその日の行動に合ったSPF、PAの日焼け止めを選び、汗をかいたり化粧崩れしたりした後には、こまめに塗り直すことが大切です。
日焼け止めのタイプ別・それぞれのメリットとデメリット
ドラッグストアの日焼け止めコーナーをチェックしていると、いくつかタイプがあるのがわかります。
日焼け止めのタイプ別に、それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。
クリームタイプの日焼け止め
クリームタイプの日焼け止めは、保湿効果が高く、肌なじみが良い点がメリットです。日常生活のメイン使いにも、クリームタイプの日焼け止めを使っている方も多いようです。
また、化粧下地としても使用できるため、日々の紫外線対策として気軽に取り入れられるでしょう。
デメリットとしては、テクスチャーが他のタイプと比べると硬めであり、伸びにくい点が挙げられます。
広い範囲に塗る場合は、少々扱いにくさを感じるかもしれません。
ジェル・ミルクタイプの日焼け止め
日焼け止めの中で最もメジャーなのが、こちらのジェルタイプ、またはミルクタイプです。ジェルのメリットとしては、伸びが良く、軽いつけ心地である点です。
ミルクもジェルと同じく伸びが良いので、お肌に密着しやすい特徴があります。
ファンデーションとの相性も良く、保湿効果も高いでしょう。
どちらのタイプであっても、化粧下地としても使用できます。
ムラなくすぐに塗れて肌なじみが良い点は、日焼け止めとして非常に扱いやすい一方で、デメリットとしては落ちにくさが挙げられます。
一部の日焼け止めでは、専用のソープで洗い流すことが推奨されているケースもあるでしょう。
パウダータイプの日焼け止め
パウダータイプの日焼け止めは、紫外線防御効果が期待できます。粉末のルースタイプと、粉を押し固めたプレストタイプがあり、好みによって自由に選べます。
メイクの仕上げに重ねれば、紫外線をしっかり防ぐことができるでしょう。
また、お肌をキレイに演出してくれる効果もあるため、化粧直しにも便利です。
メイクを日常的にする方からすると、パウダータイプはメリットが多いでしょう。
デメリットとしては、落とすために専用のクレンジングが必須の製品があることが挙げられます。
スプレータイプの日焼け止め
スプレータイプの日焼け止めは、シュッと吹きつければ、ミスト状に成分が広がります。他の日焼け止めでは塗りにくい襟足や背中、足などにも簡単に使用することができます。
製品によっては、お顔や髪の毛に使える日焼け止めもラインナップされていて、シュッと吹きつけるだけで広範囲に広がるため、手軽に塗り直しできる点もメリットです。
デメリットとしては、カバー力が弱い点が挙げられます。
製品によってはムラが生じたり、落ちやすかったりする点もスプレータイプのデメリットです。
飲む日焼け止め
飲む日焼け止めは、サプリメントの一種です。日焼け止めの効果を補うサプリメントであり、皮膚だけでなく目や血管など、さまざまな部分の酸化ストレスを緩和する効果が期待できます。
メリットとしては、紫外線から受けるさまざまな影響を軽減したり、体の内側からケアしたりできる点が挙げられます。
デメリットとしては、あくまで日焼け止め効果を補うサプリメントであり、他の方法と組み合わせる必要がある点です。
サプリメント単体でしっかりとした日焼け止め効果が得られるわけではないため、塗る日焼け止めとの併用をおすすめします。
塗ると日焼けを防げるのはなぜ?日焼け止めの仕組み
日焼け止めクリームやジェルは、お肌に塗ることで紫外線を防ぐことができます。その仕組みについて詳しく知っている方は、案外少ないかもしれません。
ここでは、日焼け止めの仕組みについて詳しくお話しましょう。
「紫外線防止剤」の働きで日焼けを防ぐ
日焼け止めに含まれている「紫外線防止剤」が、紫外線からお肌を守る働きを持っています。紫外線防止剤には2種類あり、それぞれの役割をまとめると以下の通りです。
紫外線散乱剤:紫外線をお肌の表面で反射・散乱させる働きを持つ
紫外線吸収剤:紫外線を吸収させてお肌に届かないようにする働きを持つ
紫外線吸収剤:紫外線を吸収させてお肌に届かないようにする働きを持つ
「紫外線散乱剤(反射剤)」とは
紫外線散乱剤は、お肌の表面で紫外線を反射させる働きのある成分です。紫外線を反射させる細かい粒子を敷き詰めることによって、お肌まで届かないようにします。
日の当たる部屋にカーテンをした状態だといえば、イメージしやすいかもしれません。
具体的な成分としては、酸化チタンや酸化亜鉛といった白色の微粒子が使われています。
白色であるため白浮きしやすい成分ではありますが、お肌への刺激が少ないのが特徴です。
他の日焼け止めでは肌荒れしやすい敏感肌の方や、小さなお子様でも使用可能です。
紫外線散乱剤だけでつくられている日焼け止めは、「ノンケミカル」とも呼ばれています。
お肌に優しい一方で、先ほどもお話した白浮きのしやすさや使用感の悪さが、紫外線散乱剤のデメリットです。
しかし、近年の研究・開発によって粒子の形状やサイズを変えることに成功しており、古い日焼け止め製品と比べると、使用感が改善されている傾向にあります。
「紫外線吸収剤」とは
紫外線吸収剤とは、その名の通り、紫外線をお肌の上で吸収して熱エネルギーに変換する成分です。吸収剤のメリットには、紫外線防止効果が高いことが挙げられます。
さらに原料が透明であることから、重ねて塗っても白浮きせず、さらに伸びやすいテクスチャーなので使いやすいです。
お顔だけでなく、体のような広い範囲にさっと塗ることができるでしょう。
ただし、熱エネルギーになるということは、お肌の上で化学変化が起こっていることでもあります。
そのため、お肌が弱い方にとっては、刺激が強いケースもあるでしょう。
最近は、吸収剤をコーティングして、お肌への刺激を抑えたタイプの日焼け止めも登場しています。
紫外線吸収剤は、日焼け止めのパッケージをチェックしてみると記載されています。
以下の名称が記載されていない場合は、先ほどご紹介した「紫外線散乱剤(反射剤)」のみを使用したノンケミカルタイプの日焼け止めかもしれません。
【紫外線吸収剤の一例】
・メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
・t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン
・オキシベンゾン-3 など
・メトキシケイヒ酸エチルヘキシル
・t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン
・オキシベンゾン-3 など
効果を実感!正しい日焼け止めの使い方
自分に合った日焼け止めを使用していても、正しい使い方をしなくては効果を発揮できません。
いい加減に塗っていると、うっかり日焼けしてしまう原因になるかもしれません。
より効果を実感するために、正しい日焼け止めの使い方を知っておきましょう。
日焼け止めを塗る順番が大切
日焼け止めは、化粧下地を使用する前に塗る必要があります。お顔に日焼け止めを塗るベストなタイミングは、洗顔をして化粧水や乳液などのスキンケアでお肌を整えた後、化粧下地を塗る前です。
日焼け止めは塗った瞬間から効果を発揮するのではなく、15~30分程度でお肌になじみ、紫外線防御効果を発揮するようになります。
そのため、外出の直前に塗るのではなく、家を出る30分前には塗り終えるようにすると良いでしょう。
日焼けしやすい部分や日焼け止めが落ちやすい部分には、重ねて厚めに塗るのがポイントです。
お顔ならば、眉間や上まぶたなど忘れがちな部分も丁寧に、ムラなく広げましょう。
最後に首やデコルテ、あご下までしっかり塗ってください。
お顔は指で、体は手のひらで塗ってムラ防止
お顔に日焼け止めを塗るときには、1箇所から全体に塗り広げるのではなく、額・両頬・あご・鼻・両方のこめかみの7点に少量を置きます。お顔全体に、指の腹を使って伸ばすように塗るのがポイントです。
また、日焼け止めは塗るとベタついたり、白浮きが気になったりするからと、少量しか使わない方もいるようです。
使用量を減らして薄く伸ばしすぎてしまうと、紫外線を防ぐ効果が正しく発揮できません。
定められた量の日焼け止めを、しっかり塗ることが大切です。
体は、容器から直接お肌に出し、線を引くようなイメージで乗せてください。
ライン上に乗せた後は、手のひら全体で大きな円を描くように均一になじませます。
このとき、手のひらをできるだけお肌にぴったりと密着させることで、ムラなく広い範囲に伸ばすことが可能です。
うっかり日焼けの原因!塗り忘れに注意したい箇所
体全体にしっかり塗り込んでいるつもりでも、忘れてしまいがちな部位もあります。代表的なうっかり日焼けしやすい部位としては、下記が考えられます。
耳・首・襟袖周り・髪の生え際に近いうなじ・腕の後ろ など
また、塗っているつもりでもムラが出やすいのが、小鼻周辺です。お顔の隅々まで塗り終わった後には、もう一度重ねづけをしてください。
ただし、別途ファンデーションを使用しているのであれば、一度塗りでも問題ありません。
シーンに合わせた日焼け止めを選ぶ
買い物に行く程度の短時間の外出なのか、それとも長時間屋外で過ごすレジャーなのかによって、選ぶ日焼け止めを変えてください。買い物に行く程度の日常生活であれば、SPF20・PA++程度の日焼け止めで十分、紫外線をカットできるでしょう。
屋外レジャーを楽しむのなら、SPF50・PA++++がおすすめです。
日常生活でも紫外線からお肌を守りたい気持ちから、つい効果の高い日焼け止めを選んでしまいがちです。
しかし、SPF50・PA++++の日焼け止めを日常的に使うと、特に敏感肌の方は負担を感じやすくなります。
また、効果の高い日焼け止めならば、塗り直し不要というわけではないので注意してください。
日焼け止めだけでなく、紫外線対策グッズも活用
日焼け止めクリームを使用していても、紫外線対策グッズも併用しましょう。日傘やアームカバーなどを使い、紫外線からお肌を守ることが大切です。
また、目から入った紫外線は角膜にダメージを与え、充血や痛みなどの原因になるといわれています。
お顔や体だけでなく、目もサングラスでしっかりガードした方が良いでしょう。
また、髪の毛も紫外線を浴びることで乾燥しやすくなるため、帽子をかぶったり、髪の毛にも使える日焼け止めを使ったりしてください。
効果的な日焼け止めの塗り直しについて
日焼け止めは、効果の高さではなく、使用するシーンに合わせて選びましょう。その際、どのような日焼け止めを選んだとしても、大切なのが塗り直すことです。
ここでは、日焼け止めの効果的な塗り直しについて、詳しくお話しましょう。
どんなシーンで日焼け止めが落ちやすい?
日焼け止めは、汗をかいたり水に濡れたりすると、落ちやすくなります。そのため、海やプールに遊びに行ったり、屋外でスポーツを楽しんだりする際には、水に強い「ウォータープルーフタイプ」の日焼け止めを選びましょう。
それ以外のシーンでは、SPF25程度の日焼け止めでも、特別落ちやすいということはないでしょう。
使いやすいテクスチャーの日焼け止めを選び、各製品の適量をしっかり塗ることが大切です。
塗り直すタイミングは2時間ごとがベスト
日焼け止めは、その効果を保つため、2~3時間ごとに塗り直すのが理想です。SPF・PA値が高い製品や、ウォータープルーフタイプでも同様です。
時間が経過するにつれて皮脂や汗、運動の擦れによって流れてしまったり、無意識に触って薄くなったりすることがあるので、塗り直しが必要になります。
日焼け止めに含まれている紫外線吸収剤の中には、ある一定の紫外線を吸収すると、効果が下がるタイプもあるようです。
紫外線の強い場所に長時間滞在していると、想定よりも早く吸収してしまい、効果を十分に発揮できなくなる可能性もあります。
そういったタイプの日焼け止めを使用しているのであれば、よりこまめな塗り直しが必要になるでしょう。
メイクの上から塗り直す場合は、タオルやティッシュで汗や皮脂を抑えてから塗り直してください。
スプレータイプやパウダータイプの日焼け止めには、メイクの上から塗り直し可能な製品もあるので、上手く活用ましょう。
持ち歩きのしやすさから日焼け止めを選ぶのも◎
日焼け止めをこまめに塗り直すということは、外出先でも使用することになります。そのため、日焼け止めを選ぶときには、持ち運びしやすいサイズ感であるかどうかも重要です。
具体的には、手のひらに収まるサイズであれば、ポーチやバッグに入れやすく持ち運びが楽です。
サイズ感が今一つわからないときには、容量30g(ml)を選びましょう。
日焼け止めパウダー、またはスプレーに関しては、容量から持ち運びしやすいかどうか判断しにくいため、実物やメーカーが公表しているサイズをチェックしてください。
冬場でも日焼け止めは必要
紫外線は、夏になるほど多く降り注ぎ、冬には落ち着くというイメージを抱いている方もいるでしょう。しかし、紫外線は一年中降り注いでいます。
そのため、季節を問わず毎日日焼け止めを塗ることで、シミやそばかすといった肌トラブルを防ぐことができるでしょう。
また、天気が悪いからといって、紫外線が降り注がないというわけではありません。
例えば、快晴時を100%とすると、薄曇りの日は80~90%、曇りの日で60%、雨の日でも25%ほどの紫外線量が降っていると考えられています。
また、雪は降り注ぐ紫外線を反射する性質があります。
そのため、降雪量の多い地域に住んでいる方は、冬場の紫外線対策もしっかり行いましょう。
日焼け止めを選ぶポイント
ドラッグストアの店頭で安く販売されていたり、通販の口コミで話題になっていたりといった理由から、なんとなく日焼け止めを選んでいる方も少なくありません。ここでは、より効果を実感したい方に向けて、日焼け止めを選ぶポイントについて詳しくお話します。
使用するシーンに合っているか
日焼け止めは、使用するシーンに合わせて選んでください。・日常生活で使用するなら、SPF20、PA++
・炎天下でのレジャーなら、SPF30~50、PA+++
海やプール、屋外でのスポーツを楽しむのであれば、落ちにくいウォータープルーフタイプを選んでください。・炎天下でのレジャーなら、SPF30~50、PA+++
ただし、ウォータープルーフタイプは汗や水に強い分、シャワー程度では落ちない製品もあります。
使用した際には、専用のクレンジング剤を使ったり、クレンジング効果のある洗浄料を使ってしっかりと洗い流したりして、お肌に残さないことが大切です。
自分のお肌タイプに合っているか
日焼け止めには、さまざまなタイプがあります。敏感肌の方や小さなお子様が日焼け止め使う場合は、お肌への負担が少ない「ノンケミカルタイプ(紫外線吸収剤フリー)」がおすすめです。
また、普段からお肌が乾燥しやすい方は、保湿力の高いミルクタイプもおすすめです。
保湿力の高い製品ならば、紫外線を防ぎつつ、お肌にうるおいを与えることができるでしょう。
1日の終わりに日焼け止めを落とす際にも、石鹸で落ちるタイプだと手間が省けるだけでなく、お肌への負担が軽減できます。
UV以外の効果も含まれているか
日焼け止めには、紫外線を防ぐだけでなく、美白効果が期待できる製品もあります。その他にも、エイジングケアやトーンアップなどに効果的な成分が含まれた日焼け止めもあります。
特に抗酸化成分が含まれている日焼け止めは、紫外線を浴びてしまったとしても、その影響を少なくしてくれる働きがあるのでおすすめです。
最近では、「ブルーライトカット効果」が期待できる製品も登場しています。
ブルーライトは、お肌の奥まで届き、シミを作る要因にるといわれています。
パソコンやスマートフォンを触る機会が多い方は、ブルーライトカット効果のある日焼け止めを選んでみてはいかがでしょうか。
注目!ドクターズコスメの日焼け止め
研究・開発にあたり、医師や医療機関が関わっている製品は、「ドクターズコスメ」と呼ばれています。
ドクターズコスメのラインナップにも、日焼け止めが含まれているブランドがあります。
ここでは、人気の高いドクターズコスメの日焼け止めをいくつかご紹介しましょう。
おすすめ日焼け止め①:ゼオスキン「サンスクリーンプラスプライマーSPF30」
販売価格¥7,600(消費税込¥8,360)
内容量:30ml SPF30/PA+++
クリームの色:ベージュ
サンスクリーンプラスプライマーSPF30は、お顔用の日焼け止めとメイクアップ化粧下地の二役をこなせるサンスクリーン(日焼け止めクリーム)です。
天然メラニンや二酸化チタン、酸化亜鉛が配合されており、UV-AやUV-Bだけでなく、ブルーライトや近赤外線からも大切なお肌を守ってくれます。
おすすめ日焼け止め②:レカルカ「フレグランスUVスプレー」
販売価格¥2,300(消費税込¥2,530)
内容量:60g SPF50+PA++++
簡単に塗り直し可能なスプレータイプの日焼け止めです。
体だけでなく、髪の毛にまでマルチに使用することができます。
華やかな香りが楽しめるため、塗り直しをするたびに気分をリフレッシュできるでしょう。
また、フラーレンやウンデシレノイルフェニルアラニン、ビタミンCなどのうるおい成分もたっぷり配合されているので、UVケアをしながらスキンケア効果にも期待できます。
おすすめ日焼け止め③:ナビジョンDR「BBプロテクトUV①②」
内容量:25g SPF50・PA++++
BBプロテクトUVは、お肌の赤みやムラをカバーしつつ、紫外線も防いでくれるプロテクトクリームです。
スキンケアをしながら、しっかり紫外線を防いでくれます。 また、皮脂や汗でも崩れにくく、お肌が敏感な時期であっても使用することができるでしょう。
BBプロテクトUVには、「①明るい肌色」と「②自然な肌色」の2色があり、お好みのタイプを選べます。
おすすめ日焼け止め④:エムディア「UVシルキープロテクション」
販売価格¥3,800(消費税込¥4,180)
内容量:50g SPF50+/PA++++
UVシルキープロテクションは、紫外線吸収剤フリー・ノンケミカルの日焼け止めです。
お肌に優しい低刺激処方になっており、軽やかに伸び、まるでシルクのようなテクスチャーはお肌なじみが良いと評価されています。
ノンケミカルでありながら白浮きしにくいので、メイクの下地としても活用できるでしょう。
日焼け止めとしての効果はもちろん、エイジングケア成分やEGF(ヒトオリゴペプチド-1)、水溶性コラーゲンを配合しているので、保湿力にも優れています。
使い続けることで、お肌にツヤとハリを与えてくれるでしょう。
おすすめ日焼け止め⑤:エイジングケアサプリメント「Dr.MelonR」
販売価格:¥12,500(消費税込¥13,500)
内容量:1箱60粒
飲む日焼け止めと同じ抗酸化成分が含まれている、チュアブルタイプのサプリメントです。
南フランスのアビニオン地方で品種改良された、「ヴォークルシアン種」というメロンから抽出された成分が含まれています。
このメロンは腐りにくい性質を持っており、抗酸化成分の含まれたサプリメントとして人気です。
この他にも、こだわりの美容成分が豊富に含まれており、花びらから抽出したバラのエキスも配合されています。
紫外線対策とエイジングケアを同時に行いたい方から選ばれています。
日焼け止めを上手に使ってお肌トラブルを防ごう
研究・開発にあたって、医師や医療機関が携わっているドクターズコスメでも、日焼け止めが多数ラインナップされています。
ドクターズコスメは、購入の際に医師によるカウンセリングを受けられます。
ドクターズコスメの日焼け止めラインナップの中から、自分に合った製品を選びたいときには、カウンセリングを実施しているクリニックに相談してみましょう。
麗ビューティー皮フ科クリニックでも、ドクターズコスメの日焼け止めを多数取り扱っています。
どの製品を選んだら良いのかわからないといった方はもちろん、各製品の違いを知りたいという方も、ぜひお気軽にご相談ください。
麗ビューティーが取り扱う日焼け止めについてさらに詳しく知りたいという方は、下記ページをご覧ください。
▼記事監修医師
麗ビューティー皮フ科クリニック
院長 居原田 麗
滋賀県草津市生まれ。2006年に国立滋賀医科大学を卒業後、2011年に「麗ビューティー皮フ科クリニック」を開院。
「日本美容皮膚科学会」「日本美容外科学会」正会員。「日本アンチエイジング外科・美容再生研究会」認定医。
麗ビューティー皮フ科クリニック
院長 居原田 麗
滋賀県草津市生まれ。2006年に国立滋賀医科大学を卒業後、2011年に「麗ビューティー皮フ科クリニック」を開院。
「日本美容皮膚科学会」「日本美容外科学会」正会員。「日本アンチエイジング外科・美容再生研究会」認定医。