紫外線対策を行うには、お顔にも日焼け止めを塗布する必要があります。
しかし、いざ塗布するとなると、日焼け止めと化粧下地、どちらを先に塗布するべきかわからなくなってしまう方も少なくありません。
今回は、日焼け止めと化粧下地の両方を塗布する場合の正しい順番や、効果的な塗り方をご紹介します。
おすすめの日焼け止めもご紹介しますので、本格的に夏を迎える前にチェックしておいてください。
日焼け止めは化粧下地の前に塗布!
日焼け止めと化粧下地には、どのような違いがあるのでしょうか。日焼け止めを塗布する順番や、正しい塗り方について詳しく解説します。紫外線防止効果のある化粧下地なら日焼け止めは不要?
化粧下地の中には、紫外線防止効果を持つアイテムも存在します。紫外線防止効果があるのならば、わざわざ日焼け止めを塗る必要はないと思われるかもしれませんが、必ずしもそうだとはいえません。
基本的に化粧下地は、メイク乗りを良くしたり、お肌のトーンアップ効果を得たりすることを目的に作られたアイテムです。
そのため、紫外線防止効果が弱いSPF20程度のアイテムが多く、さらに薄く塗り広げて使用する方が多いことから、日焼け止めとして十分な効果が期待できない可能性があります。
紫外線防止効果が弱い化粧下地を使用する場合は、日焼け止めと併用することをおすすめします。
日焼け止めを使用せずに化粧下地だけで済ませたい場合には、ライフスタイルに合わせたSPFの製品を選びましょう。
日焼け止めを塗る順番
日焼け止めと化粧下地の両方を使用する場合、日焼け止めはスキンケアの後、化粧下地を使用する前にお顔に塗布します。化粧下地を先に塗布しても間違いではありませんが、正しい順番を守ることでメイク崩れが起こりにくくなります。
紫外線防止効果を持つ化粧下地であれば、日焼け止めを使用する必要はありません。
しかし、紫外線防止効果を持たない、もしくは弱い化粧下地を使用する場合は、光老化対策のためにも日焼け止めを併用することが推奨されています。
特に、紫外線が強い夏場や、長時間屋外で活動する際には、化粧下地だけでなく日焼け止めも塗布しておくと安心です。
クリームタイプやミルクタイプ、ジェルタイプの日焼け止めは、化粧下地を使用する前に塗布しましょう。
例外として、スプレータイプやミストタイプ、パウダータイプの日焼け止めであれば、メイクが完成した後にも使用することが可能です。
外出先で日焼け止めの塗り直しを行いたい場合には、メイクの上から使用できるタイプを選択して携帯すると良いでしょう。
日焼け止めの正しい塗り方
お顔に塗布する際には、まずは日焼け止めを手に取り、右頬・左頬・額・鼻・あごの5箇所に点置きしましょう。頬や額のような広いパーツから、顔全体に丁寧に塗り広げます。
顔全体に一気に塗り広げると、塗り残しやムラが発生してしまうので、パーツごとに少しずつ塗り広げることが大切です。
また、日焼け止めは、お顔の中央から外側に向かって塗り広げてください。
目の周りや口周りなど、細かい部分は指先を使用したり、スポンジを使用したりすると塗り残しやムラが発生しにくいです。
日焼け止めの効果を引き出すコツ
効果を十分に得るためには、正しい塗り方の他にも、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。日焼け止めの効果を引き出すコツをご紹介します。
ムラにならないよう均一に塗る
日焼け止めは、ムラなく均一に塗布することが大切です。日焼け止めの厚みが偏ってしまうと、紫外線防止効果を十分に得られない上に、メイクがヨレる原因にも繋がります。
一度に大量に塗布したり、一気に伸ばしたりすると均一にはならないので、丁寧に塗り広げるように心がけましょう。
お顔だけでなく、耳や首、デコルテも忘れずに塗布してください。
製品の使用期限を守る
一般的なコスメと同じように、日焼け止めにも使用期限が存在します。製品によって使用期限は異なりますが、開封済みの日焼け止めであれば1年程度。未開封の日焼け止めであれば3年程度が目安です。
ノンケミカルの日焼け止めは、未開封であっても1年程度で使用期限を迎えるので注意しましょう。
使用期限を過ぎた日焼け止めを塗布すると、肌荒れを起こす可能性があります。
去年使用した日焼け止めを今年も使用したいという場合には、品質が変化していないかよく確認してから使用してください。
日焼け止めの使用期限についてさらに詳しく知りたいという方は、下記ページもご覧ください。
関連ページ:日焼け止めにも使用期限がある?正しい保管方法やおすすめのアイテムをご紹介
メーカーが推奨する量を使用する
「ベタつきが気になるから日焼け止めは少量だけ塗布する」という方がいますが、十分な効果を得るためには、メーカーが推奨する量を使用することが大切です。量が足りていないと、せっかく日焼け止めを使用しても紫外線防止効果は得られません。
反対に、紫外線防止効果を得たいからと大量にお肌に塗布すると、お肌に負担がかかる上にメイクがヨレる原因にもなります。
日焼け止めを使用する際には、メーカーが推奨する使用量をよく確認してください。
日焼け止めに使い方についてさらに詳しく知りたいという方は、下記ページもご覧ください。
関連ページ:日焼け止めの正しい使い方とは?おすすめのアイテムからNGな塗り方まで徹底解説
日焼け止めの誤った使い方
正しい塗り方や効果を引き出すコツはわかりましたが、どのような使い方をするとNGなのでしょうか。失敗がないように、日焼け止めの誤った使い方も把握しておきましょう。
外出直前に塗る
日焼け止めが効果を発揮するまでには、お肌に塗布してから15~30分程度の時間が必要です。お肌に馴染まないうちに外出してしまうと、十分に紫外線防止効果が得られません。
外出の際には、家を出る30分前には塗布を完了させることが大切です。
お肌の乾燥やダメージを防ぐためにも、しっかりと保湿を行ってから塗布してください。
塗り直しを行わない
時間が経過すると、日焼け止めの紫外線防止効果は低下してしまいます。また、汗や水に濡れたり、服やバッグで擦れたりすると、日焼け止めが落ちてしまうこともあります。
日焼け止めの効果を持続させるために、外出先でも2~3時間ごとに塗り直しを行いましょう。
メイクの上から塗り直しを行いたい場合は、パウダータイプやスプレータイプの日焼け止めを使用してください。
手に広げてから塗布する
手のひらに広げてから一気にお顔に塗り広げると、全体に行き届かずにムラが発生する原因となります。また、細かい部分に塗り残しが発生することにもなるので、お顔に塗布する際には、5点置きをしてからパーツごとに丁寧に塗り広げましょう。
体に塗布する際には、容器から直接お肌に線を引くように日焼け止めを乗せます。
日焼け止めを乗せたら、クルクルと円を描きながら、お肌に密着させるように手のひらでゆっくりと塗り広げてください。
迷ったらコレ!おすすめの日焼け止め3選
市場ではさまざまな種類の日焼け止めが販売されていますが、製品によって特徴は異なります。自身に合った日焼け止めがわからないという方に向けて、おすすめの製品を3つご紹介します。
レカルカ『シカスムースシャインベースEX L』
販売価格:¥8,580(税込)
内容量: 30g
赤みや毛穴をナチュラルにカバーできる、カラーコントロール下地が『シカスムースシャインベースEX L』です。
クリーム自体のお色はグリーンですが、お肌に塗布するとホワイトベージュに変化します。
保湿力に優れた「エクトイン」を配合。敏感肌の方にもご使用いただけます。
SKIN52&CO『モイスチャライザーサンクリーム』
販売価格:¥4,400(税込)
内容量: 50ml(SPF50+/PA++++)
美容液のようなみずみずしい塗り心地のサンクリームが、『モイスチャライザーサンクリーム』です。
「SPF50+PA++++」の高UVカット力で、お肌を紫外線からしっかりとプロテクト。
「ナイアシンアミド」や「ヒアルロン酸Na」などの保湿成分を配合。「多孔性パウダー」を組み合わせることで、ベタつかず、くずれにくい仕上がりが実現します。
ゼオスキンヘルス『パウダーサンスクリーン SPF30』
販売価格:¥7,260(税込)
内容量: 3g(SPF30/PA+++)
持ち運びに便利なパウダータイプのサンスクリーンが、『パウダーサンスクリーン SPF30』です。
ソフトなエアブラシ付きで、外出先でも簡単にお肌に塗布できます。
パウダーが余分な皮脂を吸収し、テカリを抑え、光の乱反射で明るくマットな仕上がりを実現。肌タイプを選ばずに使用できて、UV-A波やUV-B波はもちろん、ブルーライトからもお肌を守ります。
日焼け止めをお求めの方は麗ビューティー皮フ科クリニックへ
日焼け止めに限られたことではありませんが、どんなに優れたコスメやスキンケアアイテムでも、正しい使用方法を守らなければ十分に効果を得ることはできません。
日焼け止めの正しい使用方法を知って、紫外線対策を行いましょう。
日焼け止めや化粧下地のご購入を希望される方は、麗ビューティー皮フ科クリニックでお求めください。
製品購入だけでなく、医師へ直接お肌のお悩みについてご相談いただけます。
麗ビューティーが取り扱う日焼け止めについてさらに詳しく知りたいという方は、下記ページをご覧ください。
▼記事監修医師
麗ビューティー皮フ科クリニック
医師 松村 迪
2015年東京女子医科大学医学部卒業。2020年より「麗ビューティー皮フ科クリニック」常勤医師として勤務。
「日本麻酔科学会」「日本皮膚科学会」正会員。
麗ビューティー皮フ科クリニック
医師 松村 迪
2015年東京女子医科大学医学部卒業。2020年より「麗ビューティー皮フ科クリニック」常勤医師として勤務。
「日本麻酔科学会」「日本皮膚科学会」正会員。