日焼け止めの正しい使い方と注意点、おすすめの日焼け止めについて
日焼け止めを使用しているけれど、正しい使い方ができているかわからないという方もいるでしょう。

どんなに優れた日焼け止めも、正しい使い方をしなければ十分な効果は得られません。

今回は、日焼け止めの正しい使い方やNGな使い方、注意点について解説します。

おすすめの日焼け止めもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。



部位別に解説!日焼け止めの正しい使い方

日焼け止めは、塗布する部位によって最適な塗り方が異なります。それぞれの部位に合った、日焼け止めの正しい使い方をご紹介します。

日焼け止めを広範囲に塗り広げると、厚みが均一にならずにムラができてしまいます。

お顔に塗布する場合は、適量を指に取り、まずは右頬・左頬・額・鼻・あごの5点に置きます。

手のひらではなく指の腹を使って、お顔の中心から外側に向けて丁寧に塗布しましょう。

塗り残しがないように、顎の下や耳もしっかりと日焼け止めを塗布してください。

お顔の中でも特に頬や額、あごは日焼けしやすい部位です。

また、日焼け止めが落ちやすい部位でもあるので、重ね塗りをしておくと安心です。

塗布し終わったら、最後に両手で顔全体を包み込むようにゆっくりと押さえて日焼け止めを馴染ませましょう。

首・デコルテ

首元やデコルテは、日焼け止めを塗布し忘れるとお顔と首の色が異なってしまうので注意してください。

日焼け止めを使用する際には、適量を手のひらに取り、首筋からデコルテにかけてリンパの流れに合わせて塗り広げましょう。

指の腹や手のひらを使って丁寧に広げると、ムラなく塗布できます。

首の後ろやうなじは日焼けしやすい上に日焼け止めの塗り忘れも多い部位なので、特に意識して塗布してください。

ボディ

範囲が広いボディに関しては、日焼け止めを容器から直接お肌の上に出してから広げると良いでしょう。

一本の線を引くようにお肌の上に出し、手のひら全体を使って大きく円を描きながらゆっくりと塗布します。

なるべく均一になるように、ムラなく塗り広げましょう。

特に日焼けしやすい手の甲や腕は、塗り残しがないようにしっかりと塗布してください。

日焼けが心配であれば、重ね塗りをするのもおすすめです。

紫外線の強い夏場や、お肌の露出が多い水着を着る際には、普段よりも多く塗るのがポイントです。

メイク時の日焼け止めの正しい使い方

メイクをする際に日焼け止めも塗布したい場合は、洗顔後にスキンケアを済ませ、日焼け止めを塗った後にメイクをします。

メイクを施したお顔は、ボディのように簡単に日焼け止めを塗り直せないため、最初の段階で丁寧に仕上げておくことが大切です。

日焼け止めを塗った後でさらに化粧下地を塗ると、お肌に厚みが出てメイクが崩れやすくなるという方は、化粧下地として使用できる日焼け止めを選ぶと良いでしょう。

日焼け止めと化粧下地の2つの役割をこなしてくれるアイテムなら、メイクの時短にも繋がります。

メイク用品では、下地以外にも「パウダータイプの日焼け止め」や「化粧直しもできるスプレータイプ」などもあるので、目的に合ったものを組み合わせるのもおすすめです。


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効果半減?日焼け止めのNGな使い方

日焼け止めの誤った使い方をご紹介
日焼け止めを正しく使用するためには、間違った使い方を知っておくことも大切です。日焼け止めの効果が十分に得られなくなるNGな使い方をご紹介します。

保湿ケアをせずに塗る

お肌が乾燥していると、皮脂が過剰に分泌されて、日焼け止めが落ちやすくなったり崩れやすくなったりします。

また、お肌のうるおいが不足していると、日焼け止めの伸びが悪くなって塗布しにくくなってしまいます。

日焼け止めは、スキンケアでお肌をしっかりと保湿してから塗ることが大切です。

お肌の乾燥を防いで、日焼け止め本来の紫外線防止効果を引き出しましょう。

外出する直前に塗る

日焼け止めがお肌に馴染み、紫外線防御効果を発揮するまでには、15~30分程度の時間がかかるといわれています。

外出する直前に日焼け止めを使用しても、十分な効果は発揮できません。

日焼け止めは、外出する30分前には塗り終えるようにしましょう。

朝のスキンケアの一環として取り入れると、塗り忘れ防止になります。

手のひらで伸ばしてから塗る

日焼け止めを手のひらで伸ばしてから一気に塗り広げると、ムラができたり塗り残しが発生したりします。

特に凹凸が多いお顔は、一気に塗り広げるのではなく、右頬・左頬・額・鼻・あごの5点に置いてから指で丁寧に塗り広げましょう

ボディに関しても、手のひらで伸ばすのではなく、お肌に直接乗せてから丁寧に塗り広げてください。

少量を薄く伸ばして塗る

日焼け止めは、少量を薄く伸ばして塗っても、十分な紫外線防止効果は得られません。

ベタつきや白浮きが気になる場合には、使用量を減らすのではなく、メーカーが推奨する量をムラなく丁寧に塗り広げましょう。

日焼け止めをしっかり塗るとムラになってしまう場合は、お肌のコンディションが整っていないことが原因として考えられます。

まずはスキンケアで保湿をして、お肌のコンディションを整えてください。

ベタつきや白浮きは、日焼け止めを塗布した後にハンドプレス(手のひらを顔全体にあてて、ゆっくりとお肌に密着させる方法)を行うと馴染みが良くなります。

日焼け止めを使用する際の注意点

日焼け止めを使用する上での注意点について解説
日焼け止めを塗布する際には、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。ポイントをいくつかご紹介します。

日焼け止めの塗り残しに注意

しっかりと日焼け止めを塗布したつもりでも、思わぬ場所を塗り残していることがあります。

お顔の中でも特に塗り残しが多いのが、以下の部位です。
・髪の生え際
・眉間
・まぶた
・耳
・唇
・あごの下
・首の後ろ

耳や首の後ろは、普段のスキンケアではなかなか触れないという方が多いです。

しかし、日焼けをしやすい部位なので、意識をして塗り残しを防ぎましょう。

お顔の他にも、ボディでも塗り残しが発生しやすいです。

ボディに日焼け止めを塗る場合は、以下の部位に注意してください。
・首周り
・デコルテ
・背中
・手&足の甲
・ひざ&ひざの裏

ボディは、ファッションによっても日焼け止めの塗り方が異なります。

胸元の広い服や水着を着る際には、特に首周りやデコルテの塗り忘れに注意しましょう。

また、靴ではなくサンダルを履く場合は、足の甲もしっかりと日焼け止めを塗布する必要があります。

首の後ろや背中といった手の届きにくい部位には、クリームタイプではなくスプレータイプの日焼け止めを使用すると良いでしょう。

手軽に使用できる日焼け止めを選択して、塗り残しを防いでください。

日焼け止めはこまめに塗り直す

紫外線防止効果を保つため、日焼け止めは2~3時間ごとに塗り直しましょう。

SPFやPAの数値が高いものやウォータープルーフタイプのものでも、水や汗、皮脂や摩擦によって落ちてしまうことがあるため、どのような日焼け止めでも塗り直しは必須です。

また、紫外線吸収剤を使用している日焼け止めは、一定量の紫外線を吸収すると効果が下がってしまいます

日差しの強い場所で過ごすと紫外線をどんどん吸収してしまうため、よりこまめな塗り直しが必要です。

部位ごとに塗る量を調整する

日焼け止めの紫外線防止効果をしっかりと引き出すには、重ね塗りも有効です。

頬骨や額などの日焼けしやすい部位には、日焼け止めを重ねて厚めに塗っておくと安心です。

また、髪の生え際や額、鼻筋など、汗や皮脂の多い部位は日焼け止めが落ちやすいため、丁寧に重ね塗りをして紫外線防止効果をキープしましょう

マスクを使用する場合は、頬や耳といった擦れやすい部位も重ね塗りしておくと安心です。

SPFとPAで解説!日焼け止めの選び方

日焼け止めの紫外線防止効果は、UV-B波を防ぐ効果を示す「SPF」と、UV-A波を防ぐ効果を示す「PA」で判断できます。 この2つの数値を目安に、最適な日焼け止めの選び方をご紹介します。

日常使いなら肌負担の少ない【SPF20/PA++】

SPFやPAは数値が高ければ高いほど良いと考える方もいますが、シーンによって使い分けることが大切です。

SPFやPAの数値が高いほどに紫外線を防ぐ効果は高くなりますが、お肌への負担も大きくなります。

日常の中の通退勤や買い物といった短時間の外出であれば、SPF10~20、PA+~++程度の日焼け止めでも十分な効果が期待できます。

日焼け止めは数値の高いものを選ぶのではなく、使用するシーンに合わせて最適なものを選択しましょう。

しっかり紫外線を防ぎたいなら【SPF50/PA++++】

仕事やレジャーで長時間屋外で過ごす場合は、SPF30~40、PA++~+++程度の日焼け止めがおすすめです。

夏場の海や山など、炎天下で長時間過ごす場合は、紫外線を防ぐ効果の高いSPF40~50か50+、PA+++~++++の日焼け止めがおすすめです。

数値が高い日焼け止めを使用していても、水や汗で流れてしまうと紫外線を防ぐ効果が得られなくなってしまいます。

ウォータープルーフタイプの日焼け止めを使用していても、服やタオルで擦れて落ちてしまうことがあるので、日焼け止めはこまめに塗り直しましょう。

2~3時間置きに塗り直すことが理想的です。


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迷ったらこれ!おすすめの日焼け止め3選

おすすめの日焼け止めとそれぞれの特徴
日焼け止めの使い方はわかったけれど、何を選べば良いのかわからないという方もいるでしょう。おすすめの日焼け止めを3つご紹介します。

サンソリット『ユーブロック スプレー』

サンソリット『ユーブロック スプレー』
販売価格:¥1,980(税込)
内容量:90g(顔全体:約45回分) SPF50+/PA++++


『ユーブロック スプレー』は、保湿成分「オキソチアゾリジン」や美白成分「アルブチン」を配合したスプレータイプの日焼け止めです。

きめ細かいパウダーが、塗りにくい箇所にも簡単にフィット。

透明で白浮きしないので、日焼止めの塗り直しや重ね塗りが苦手だという方にもおすすめです。

お顔はもちろん、髪や頭皮、ボディにもご使用いただけます。落とす際には、石鹸で優しく洗い流してください。

ゼオスキンヘルス『パウダーサンスクリーン SPF30』

ゼオスキンヘルス『パウダーサンスクリーン SPF30』
販売価格:¥7,260(税込)
内容量:3g SPF30/PA+++


『パウダーサンスクリーン SPF30』は、軽量で持ち運びにも便利なパウダータイプの日焼け止めです。

お肌に簡単に塗布することができるソフトなエアブラシ付き。肌タイプを選ばずに使えて、UV-AやUV-Bだけでなく、HEV ライト(ブルーライト)からもお肌を守ります。

余分な皮脂を吸収してテカリを抑え、光の乱反射でお肌を明るくマットな仕上がりに導きます。

レカルカ『薬用美白UVベース(WHITE BASE)』

レカルカ『薬用美白UVベース(WHITE BASE)』
販売価格:¥5,280(税込)
内容量:30g SPF50+/PA++++


『薬用美白UVベース(WHITE BASE)』は、レカルカ初の医薬部外品「トラネキサム酸」配合の薬用美白UV下地です。

メラニンの生成を抑える「トラネキサム酸」と、シミ・そばかすの素になる炎症を抑える「グリチルリチン酸ジカリウム」が、美しく白いお肌に導きます。

日焼け対策だけでなく、同時に美白ケアや肌荒れケアを行いたい方におすすめです。

日焼け止めの使い方に関するご相談は麗ビューティー皮フ科クリニックへ

日焼け止めの使い方に関する記事のまとめ
日焼け止めは、使い方によって得られる効果が異なります。 使い方に注意して、紫外線ダメージから大切なお肌を守りましょう。

日焼け止めに関するお悩みは、麗ビューティー皮フ科クリニックへご相談ください。

日焼け止めだけでなく、さまざまなお肌のお悩みに医師がお答えします。


麗ビューティーが取り扱う日焼け止めについてさらに詳しく知りたいという方は、下記ページをご覧ください。


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▼記事監修医師
 麗ビューティー皮フ科クリニック
 院長 居原田 麗

滋賀県草津市生まれ。2006年に国立滋賀医科大学を卒業後、2011年に「麗ビューティー皮フ科クリニック」を開院。
「日本美容皮膚科学会」「日本美容外科学会」正会員。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会」認定医。