シカクリームについて解説
韓国コスメの中でも、近年特に注目を集めているのが「シカクリーム」です。

しかし、名前は耳にしたことがあっても、具体的な特徴は知らないという方もいるのではないでしょうか。

今回は、シカクリームに含まれる成分や期待できる効果について解説します。

正しい使い方や選び方、おすすめの製品もご紹介しますので、購入を検討しているという方はぜひ参考にしてください。




シカクリームの「シカ」とは?

動物の鹿や歯科医院を連想する方もいますが、シカクリームの「シカ」は「ツボクサエキス(CICA成分)」を指します。

セリ科の植物である「ツボクサ」のハーブエキスを抽出した成分で、ツボクサの学名である「Centella Asiatica(センテラ・アジアチカ)」が名前の由来だといわれています。

ケガを負った虎がツボクサを使って傷を治したという古い伝承があり、「タイガーハーブ」の名でも有名です。


シカクリームの成分と効果

シカクリームの特徴
お肌に良いというイメージがあるシカクリームですが、どのような成分が含まれているのでしょうか。

また、どのような効果が期待できるのでしょうか。詳しく解説します。

シカクリームの成分

シカクリームには、「ツボクサエキス」という植物由来の天然成分が配合されています。

ツボクサエキス(CICA成分)の主な有用成分は、以下の通りです。
・マデカッソ酸(マデカシン酸)
・アジア酸(アシアチン酸)
・マデカッソシド
・アジアチコシド
ツボクサエキスは天然成分であるため、産地や抽出方法によって、シカクリームに含まれる有用成分には差が生じます。

基本的に化粧品に使用されるツボクサエキスは、肌荒れを防ぐ効果が期待できる「マデカッソ酸(マデカシン酸)」が多く含まれている傾向にあります。

シカクリームに期待できる効果

保湿力に優れたツボクサエキス(CICA成分)には、敏感になっているお肌にうるおいを与え、乾燥を防ぐ働きが期待できます。

シカクリームを使用することでお肌が保湿され、健やかな状態に整うでしょう。

ツボクサエキスの他にも、様々な美容成分が含まれているシカクリームも存在します。

お肌に透明感をもたらす「ビタミンC誘導体」や、お肌のキメを整える「レチノール」などが含まれる製品もあるので、シカクリームを選ぶ際には、ツボクサエキス以外の美容成分にも注目してください。


シカの成分や効果についてさらに詳しく知りたいという方は、下記ページもご覧ください。

関連ページ:今話題のCICAとは?成分の特徴や美容効果、おすすめのシカ配合アイテムをご紹介


麗ビューティーが取り扱うスキンケアアイテムの詳細はこちら


シカクリームの正しい使い方

どんなに優れたアイテムも、正しい使い方ができなければ効果を十分に引き出すことはできません。

シカクリームを使用する前に、正しい使い方を把握しておきましょう。

使用する順番

スキンケアにシカクリームを取り入れたい場合は、以下の順番で使用することをおすすめします。
①洗顔
②化粧水
③美容液
④乳液
⑤シカクリーム
基本的にシカクリームは、朝・夜のスキンケアの最後に仕上げとして使用します。

保湿力に優れたアイテムなので、お肌に与えたうるおいが逃げないように、しっかりとシカクリームで水分を閉じ込めましょう。

製品によっては順番が異なるケースもあるので、使用前に記載されている注意事項を確認してください。

使用量の目安

製品によって、推奨されている使用量は異なります。

使用量の目安が記載されていない、もしくは見当たらない場合は、パール一粒大を目安に使用しましょう。

保湿力に優れたシカクリームは、たっぷりとお肌に塗布するとお肌がベタついてしまう可能性があります。

肌トラブルにつながる可能性があるので、過度に塗布しないように注意しましょう。

お肌の乾燥が気になるときは塗り重ねたり、反対にベタつきが気になる場合は量を減らしたりと、お肌のコンディションに合わせて調整してください。


効果を引き出すポイント

シカクリームの効果を引き出すためには、お肌への塗布方法にも注意する必要があります。

クリームを一度にお顔に塗り広げるのではなく、まずは手のひらに取ってのばしましょう。

手の温度でクリームを軽く温めたら、お顔全体を包み込むようにゆっくりと塗り広げます。

ゴシゴシとこするとお肌にダメージを与えてしまうので、顔の中心から外側に向かってやさしくハンドプレスを行ってください。

乾燥が気になる部分があれば、薬指にクリームを取って、そっと馴染ませるように塗布しましょう。


シカクリームの選び方

シカクリームの選び方
各メーカーから様々なシカクリームが販売されています。

どの製品を選べば良いのかわからないという方に向けて、お肌に合った選び方をご紹介します。

肌悩みに合わせて選ぶ

一口にシカクリームといっても、製品の使用感はそれぞれ異なります。

製品選びに迷った際には、肌悩みに合わせて選ぶことをおすすめします。

ニキビが気になる場合は、サラッとしたテクスチャーの製品を選択しましょう。

油分を多く含むクリームはニキビを悪化させる可能性があるので、ジェルタイプやウォータークリームなど、軽いテクスチャーの製品が適しているといえます。

乾燥が気になる場合には、皮膚の水分が逃げないように、こっくりとしたテクスチャーの製品を選択します。

お肌にしっかりと密着する濃厚なクリームを選んで、お肌の乾燥を防ぎましょう。

使用するタイミングで選ぶ

製品選びに迷った際には、使用するタイミングに合わせて選んでも良いでしょう。

朝に使用する場合は、サッパリとしたテクスチャーのシカクリームがおすすめです。

油分が多いとメイクが崩れやすくなってしまうので、お肌に塗布してもベタつかない、軽めのテクスチャーの製品を選択してください。

夜に使用する場合は、就寝中にお肌が乾燥してしまわないように、しっとりと濃厚なテクスチャーの製品を選択します。

乾燥が気になる部分に重ねて塗布することで、空気が乾燥しやすい冬場でも、お肌の水分をキープしやすくなります。

季節や使用するタイミング、お肌のコンディションによってシカクリームを使い分けることで、より高い美容効果が期待できるでしょう。


乾燥肌や敏感肌にお悩みの方は、下記ページもご覧ください。

関連ページ:美容成分「バクチオール」の効果とは?使い方やレチノールとの違いについて徹底解説


迷ったらコレ!おすすめのシカクリーム

おすすめの製品
スキンケアにシカクリームを取り入れたいものの、何を試せば良いのかわからないという方もいるでしょう。

最後に、麗ビューティー皮フ科クリニックがおすすめするシカクリームを3つご紹介します。

①ピュアメル リセットクリーム

ピュアメル リセットクリーム
販売価格:¥9,680(税込)
内容量:50ml

乾燥しがちなお肌にうるおいをもたらす高保湿クリームが、『ピュアメル リセットクリーム』です。

保湿効果が期待できる「ツボクサエキス(CICA成分)」や「ユビキノン(コエンザイムQ10)」を配合。

みずみずしくふっくらとした、弾力のあるお肌へ導きます。

②シカスムースシャインベースEX L

シカスムースシャインベースEX L
販売価格:¥ 8,580(税込)
内容量:30g

お肌に合わせて色が変わるメイク下地が、レカルカの『シカスムースシャインベースEX L』です。

グリーンのクリームをお肌に塗布するとホワイトベージュに変化し、気になる赤みや毛穴をカバー。

お肌にうるおいを与えて健やかな状態に整えながら、明るく自然な美肌に導きます。

③エテルナムDR クリーム

エテルナムDR クリーム
販売価格:¥ 19,800(税込)
内容量:30g

弾けるようなハリのあるお肌を目指せる美容クリームが、『エテルナムDR クリーム』です。

保湿成分「ツボクサ葉エキス(CICA成分)」や「ヒト臍帯由来間葉系幹細胞培養上清液」、「シアバター」を配合。

乾燥を防ぎながら、ふっくらと弾けるような若々しい印象の素肌へ導きます。


シカクリームは麗ビューティー皮フ科クリニックでお求めください

シカクリームに関する記事のまとめ
美しく健やかなお肌を目指すためには、お肌をしっかりと保湿することが大切です。

乾燥が気になるという方はスキンケアにシカクリームをプラスして、お肌をしっとりとうるおしましょう。

シカクリームをお探しの方は、麗ビューティー皮フ科クリニックへご相談ください。

オンライン診療をご利用いただければ、当院の医師に直接お肌のお悩みについてご相談いただけます。

自身のお肌に合うアイテムが知りたい、アイテムの効果的な使い方を教えてほしいなど、まずはお気軽にお問合わせください。


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▼記事監修医師
 麗ビューティー皮フ科クリニック
 医師 松村 迪

2015年東京女子医科大学医学部卒業。2020年より「麗ビューティー皮フ科クリニック」常勤医師として勤務。
「日本麻酔科学会」「日本皮膚科学会」正会員。