
紫外線を浴びると、お肌がダメージを受けます。
日焼け止めや日傘を使用してあらかじめ紫外線ダメージを防止することも大切ですが、日焼けをしてしまった場合は、直後に適切なアフターケアを行うことで、紫外線から受けた肌ダメージを軽減することが可能です。
今回は、日焼け後に試したいアフターケア方法について解説します。
日焼け後には避けたいNG行動や、アフターケアにおすすめのスキンケアアイテムもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
日焼け後にケアが必要な理由
紫外線による肌ダメージを受けた後には、適切なアフターケアが必要です。まずは、アフターケアが重視される理由について解説します。
日焼けは「軽いやけど」を起こしている状態
日焼けには2つの段階があり、紫外線を浴びた直後からお肌が赤くなる日焼けを「サンバーン」、数日後にお肌が黒くなる日焼けを「サンタン」といいます。日焼けの中でも特に深刻な状態が「サンバーン」で、お肌に炎症を起こし、軽いやけどと同じような状態になります。
放置していると、お肌の状態が悪化したり、新たな肌トラブルにつながったりするため、日焼け後には適切なケアが求められるのです。

一般的なやけどを負ったときと同様に患部を冷却するといった処置で症状を改善できるので、日焼け後にはすぐにアフターケアを行うよう心がけましょう。
日焼け後に現れる症状(ほてり・赤み・痛みなど)
日焼けした直後には、お肌にほてりや赤みが出たり、ヒリヒリとした痛みを感じたりします。
サンバーンの症状は、紫外線を浴びてから数時間後に始まり、8~24時間経った頃にピークを迎えて2~3日後には治まるでしょう。
紫外線を浴びてから3日目以降は、メラノサイトと呼ばれる色素細胞が活性化してメラニンの生成が始まり、お肌が黒くなる「サンタン」の段階に入ります。
日焼けがひどい場合は、3日~1週間程度経過した後、さらに皮剥けが起こることがあります。
日焼けしたお肌をケアせずに放置するリスク
年齢を重ねると老化現象が起こりますが、実は、老化の原因の8割は紫外線にあるといわれています。紫外線による老化現象を「光老化」といい、加齢に伴う老化に加えて起こることから、紫外線を浴び続けると老化が促進されてしまいます。
光老化で起こる肌トラブルは、主にシミやシワ、たるみや乾燥です。
光老化の進行度合いは、生涯に浴びた紫外線の量によって決まることから、老化を防ぐには紫外線対策が必須だといえます。
また、肌ダメージを受けた場合には、放置せずに適切なケアを行うことが大切です。
紫外線ダメージからお肌を守ることはもちろん、日焼け後のケアもしっかりと行って肌ダメージを軽減しましょう。
日焼け後には素早いアフターケアが必要
日焼けをしてしまった場合は、一刻も早くアフターケアを行う必要があります。日焼けを放置すると、メラニンの生成が促されてシミやそばかすが発生しやすくなります。
そのため、日焼け後にはすぐにケアを行って、メラニンの生成を抑えたり、メラニンの排出を促したりする必要があるのです。
また、日焼け後はお肌が乾燥しているため、外的刺激に弱くなり、肌トラブルが起こりやすくなっています。
放置すると赤みやニキビが起こり、将来的にはシワやたるみが発生することになります。
日焼けをしてしまった場合は積極的にアフターケアを行って、将来的な肌トラブルを防ぎましょう。
紫外線対策や日焼け後のケアは通年必要
夏にのみ紫外線対策を行うという方もいますが、紫外線は冬にも降り注いでいるので、通年UVケアが必要です。サンバーンの原因となる紫外線B波(UV-B)は、冬には夏の5分の1程度まで量が減少します。
しかし、肌老化を引き起こす紫外線A波(UV-A)は、冬にも夏の2分の1程度の量が降り注いでいるといわれています。
季節によって紫外線量は異なりますが、お肌が紫外線の影響を全く受けない時期は存在しません。
寒い冬や暗い曇りの日であっても、紫外線は頭上から降り注ぎ、ジワジワとお肌にダメージを与えます。
紫外線対策を行って日焼けを防ぐことはもちろん、日焼けをしてしまった場合には、すぐに適切な方法でアフターケアを行うことが大切です。
日焼けしたお肌のアフターケア方法

アフターケアが重要であることはわかりましたが、具体的にどのような方法を取れば良いのでしょうか。
日焼け後に行いたい、正しいアフターケア方法をご紹介します。
①お肌を冷やして熱を取る
紫外線を浴びてお肌が赤みを帯びている、ヒリヒリとした痛みを感じるという場合には、まずは冷却して熱を取る必要があります。やけどを負ったときと同じように、氷や保冷剤を使用してお肌のほてりを取りましょう。
氷や保冷剤を使用する際には、直接お肌にあてると刺激になるので、清潔なタオルやガーゼに包んでからあててください。
広範囲を効率的に冷やしたい場合には、冷たいシャワーを浴びると良いでしょう。
水の勢いが強いとお肌に刺激を与えることになるので、水流を弱くして優しくお肌にあてます。
お肌を冷やすためにジェル状の冷却シートを使用する方がいますが、炎症を起こしている場合は刺激となってしまうことがあるので、刺激の少ない水や氷を使用して冷却してください。
②保湿を行ってうるおいを補う
赤みやほてりが引いたら、保湿を行ってお肌の乾燥を防ぎましょう。紫外線ダメージによってバリア機能が低下すると、お肌の表面の水分をキープしたり、お肌を外的刺激から守ったりすることが難しくなります。
バリア機能本来の働きを取り戻すためにも、お肌にうるおいを与えてダメージを受けたお肌の回復に努めましょう。
お肌を保湿したい場合は、化粧水をたっぷりと塗布します。肌乾燥を防ぐために、乳液やクリームを使用することも忘れてはいけません。
普段使用しているスキンケアアイテムを使用しても良いですが、お肌に刺激を感じる場合は、低刺激タイプのスキンケアアイテムを選択する必要があります。
お顔はもちろん、体にもスキンケアアイテムやボディクリームを使用して、保湿を行うように心がけましょう。
③水分や栄養を補給する
日焼けをした後は、全身の水分が失われて乾燥した状態になります。お肌の回復を促すためにも、しっかりと水分を補給することが大切です。
水分の排出を促すカフェイン入りのコーヒーや緑茶の摂取は避けて、ノンカフェインの水や麦茶を摂取すると良いでしょう。
お肌の回復を促すためには、抗酸化作用を持つビタミンAやCといった栄養素を補給することも大切です。
シミやそばかすの原因となるメラニンの生成を抑制する働きが期待できるため、光老化対策を行いたいという方は、積極的に摂取することをおすすめします。

食事からの摂取が難しい場合は、サプリメントから摂取するという方法もあります。
飲む日焼け止めには、日焼け後の肌ダメージをケアする成分が含まれているので、将来の肌トラブルを防ぎたいという方は、飲む日焼け止めも試してみてください。
飲む日焼け止めには、日焼け後の肌ダメージをケアする成分が含まれているので、将来の肌トラブルを防ぎたいという方は、飲む日焼け止めも試してみてください。
飲む日焼け止めについてさらに詳しく知りたいという方は、下記ページもご覧ください。
関連ページ:飲む日焼け止めはどれがおすすめ?選び方や使用のポイント、注意点について徹底解説
【パーツ別】アフターケアのポイント

日焼け後のアフターケア方法は、部位ごとに異なります。
「お顔」と「体」、「髪」の3つの部位に分けて、それぞれの正しいアフターケア方法をご紹介します。
顔
体の中でも特に皮膚が薄いお顔をケアする場合は、刺激を与えないように注意する必要があります。お顔のケアを行う場合は、まずはお肌を清潔な状態に整えるために、洗顔を行って日焼け止めやメイクを落とします。
洗顔料を手でよく泡立ててから、優しくお肌に乗せましょう。ゴシゴシと擦らずに、包み込むように洗うのがポイントです。
ぬるま湯でよく洗い流したら、タオルをそっと押しあてて水分を吸い取ってください。
洗顔後はお肌が乾燥しやすい状態にあるので、すぐにスキンケアアイテムを使用して保湿を行います。
体(腕・背中・脚など)
体が熱を持っている場合は冷却する必要がありますが、氷を使って広範囲を一度に冷やすことは簡単ではありません。体を冷やしたい場合には、シャワーを浴びることをおすすめします。
冷却することが目的ですが、あまりに水が冷たいとお肌への刺激となってしまいます。
25~30度を目安に、冷たさを我慢できる温度に調整してから浴びましょう。
シャワーを浴びた後は、お顔と同様に保湿を行います。ローションタイプやミルクタイプなどの伸びが良いボディクリームを使用して、塗り残しがないようにたっぷりと塗布します。
乾燥が気になる部分は、重ね塗りを行ったり、こまめに塗り直しを行ったりしてしっかりと保湿してください。
髪・頭皮
お顔や体だけでなく、日焼けをした後には髪のケアを行うことも大切です。紫外線を浴びるとキューティクルが剥がれてしまい、髪が乾燥してパサついたり、枝毛や切れ毛が発生したりします。
また、頭皮が日焼けをして炎症を起こすと、抜け毛が発生しやすくなります。
髪のケアを行いたい場合は、ヘアトリートメントを使用して保湿を行いましょう。
髪や頭皮はケアが難しい部分なので、日焼けをする前に日傘や帽子、日焼け止めスプレーなどのアイテムを使用して、日焼けをしないように努めることが大切です。
日焼け後のアフターケア方法についてさらに詳しく知りたいという方は、下記ページもご覧ください。
関連ページ:アフターケアが重要!日焼け対策に役立つスキンケア製品と正しい使い方をご紹介
日焼け後にやってはいけないNG行動
適切なアフターケアが大切な一方で、日焼け後にはやってはいけないNG行動も存在します。間違った方法で日焼けを悪化させないためにも、NG行動についてもよく把握しておきましょう。
お肌を叩く・擦る
叩いたり擦ったりして刺激を与えると、お肌がさらにダメージを受けることになります。化粧水で保湿を行うことは大切ですが、決してパッティングは行わないように注意してください。
化粧水を使用する場合は、低刺激タイプを選択します。
お肌の回復を促すためにマッサージを行う方もいますが、マッサージの摩擦もお肌への刺激となるため、日焼けが落ち着くまでは避けた方が良いでしょう。
水ぶくれを潰す・皮を剥く
日焼けをしてからしばらく経つと、水ぶくれができたり、皮が剥けたりすることがあります。気になって無理やり水ぶくれを潰すと、雑菌が繁殖して炎症を起こし、感染症にかかる可能性があります。
また、無理に皮を剥いてしまうと、新しい表皮も一緒に剥がれてしまい、お肌の回復が遅くなってしまうでしょう。
水ぶくれや皮剥けが起こった場合には、お肌を清潔な状態に保ち、保湿を行いながら自然に治まるのを待つことが大切です。
シートマスクを使用する
日焼け後のケアとしてお肌を保湿することは大切ですが、シートマスク(フェイスパック)の使用には注意が必要です。鎮静効果があり、美容施術の直後に使用するようなシートマスクであれば、日焼けしたお肌をケアできます。
しかし、お肌に刺激を与える成分が含まれるシートマスクを使用してしまうと、日焼けが悪化してしまう可能性があります。
普段から習慣的にシートマスクを愛用しているという方は、使用を控えるか、使用しても問題がないか成分をよくチェックしてください。
刺激の強い化粧品を使用する
日焼けによるダメージを受けてお肌が弱まっているときには、刺激がマイルドな化粧品を使用しましょう。普段使用している化粧品でも、皮膚がダメージを受けた状態で使用すると、赤みや痛みが悪化する可能性があります。
肌荒れが起こりにくいという方でも、日焼けをしているときには、刺激がマイルドな製品に切り替えることをおすすめします。
化粧品を使用してお肌の状態が悪化した場合は、使用を中断して医療機関を受診してください。
熱いお風呂やサウナに入る
熱いお風呂やサウナなど、血行を促進する行動にも注意が必要です。体を温めると、血管が拡張して炎症が悪化、赤みやヒリヒリとした痛みが強くなる可能性があります。
日焼け後1週間程度は、熱いお風呂に浸かったり、サウナに入ったりすることは避けましょう。
使用するお湯の温度は40度以下に設定して、短時間で入浴を済ませることが大切です。
入浴後にはお肌が乾燥しやすい状態にあるので、忘れずに保湿を行ってください。
日焼けがひどい場合はクリニックを受診
自宅でケアを行うことも大切ですが、日焼けがひどい場合には皮膚科を受診することをおすすめします。日焼けをすると、お肌がやけどを負ったときと同じような状態になります。
赤くなっている程度であれば問題はありませんが、ヒリヒリとした痛みが出ている場合や、水ぶくれができている場合には、皮膚科を頼りましょう。

他にも、発熱や倦怠感といった症状が現れている場合は、早急に医療機関を受診してください。
日焼けしたお肌のケアにおすすめ!スキンケア製品3選

日焼け後には保湿が重要ですが、刺激の強いアイテムを使用するとお肌がさらにダメージを負ってしまいます。
最後に、日焼け後の弱ったお肌にも使用できる、刺激の弱いスキンケアアイテムを3つご紹介します。
コラージュリペア『コラージュリペアローション』

販売価格:¥2,970(税込)
内容量:150ml
敏感肌・乾燥肌のために開発された化粧水が『コラージュリペアローション』です。
保湿成分である「浸透型セラミド」や「ヒアルロン酸」を配合。
うるおいを与えるだけでなくバリア機能をサポートすることで、みずみずしく健康なお肌へ導きます。
プラスリストア『TPNa ローション MD』

販売価格:¥5,280(税込)
内容量:100ml
日焼け後や治療後の弱ったお肌にも使用できる化粧水が『TPNa ローション MD』です。
無香料・無着色・防腐剤無添加・無鉱物油・オイルフリー・アルコールフリーを実現。
肌荒れや赤み、ニキビといったトラブルを抱えるお肌にうるおいを与え、健康なお肌へ導きます。
ピュレアジー『カーミングフェイシャルミスト』

販売価格:¥6,930(税込)
内容量:80ml
敏感なお肌にもストレスフリーで使用できるミスト状化粧水が『カーミングフェイシャルミスト』です。
保湿成分「ヒアルロン酸」配合。超微粒子ミストで、ダメージを受けたお肌にうるおいを与えます。
手やコットンを使用せずに塗布できる上に、メイクの上からでもご使用いただけます。
お肌のお悩みは麗ビューティー皮フ科クリニックへご相談ください

長時間紫外線を浴びると、お肌がダメージを受けてしまいます。
肌ダメージを軽減するためにも、日焼けをしてしまった場合は、早急に正しい方法でアフターケアを行いましょう。
日焼けをはじめとしたお肌のお悩みは、麗ビューティー皮フ科クリニックへご相談ください。
患者様のお肌の状態に合わせて、最適な治療方法をご提案いたします。
日焼け後にどのようなスキンケアアイテムを選べば良いのかわからないという方も、お気軽にご相談ください。
麗ビューティーが取り扱う日焼け止めについてさらに詳しく知りたいという方は、下記ページをご覧ください。

▼記事監修医師
麗ビューティー皮フ科クリニック
医師 松村 迪
2015年東京女子医科大学医学部卒業。2020年より「麗ビューティー皮フ科クリニック」常勤医師として勤務。
「日本麻酔科学会」「日本皮膚科学会」正会員。
麗ビューティー皮フ科クリニック
医師 松村 迪
2015年東京女子医科大学医学部卒業。2020年より「麗ビューティー皮フ科クリニック」常勤医師として勤務。
「日本麻酔科学会」「日本皮膚科学会」正会員。