ビタミンDの飲み方について解説
健康や美容のためにビタミンDサプリメントを購入してみたものの、いつ飲むのかわからないという方もいるでしょう。

ビタミンDサプリメントの効果を十分に得るためには、どのような飲み方をすると良いのでしょうか。

今回は、ビタミンDサプリメントの正しい飲み方について解説します。

1日の摂取基準量や一緒に摂取したい栄養素、知っておきたい注意点もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。




ビタミンDとは?

「ビタミンD」は、脂溶性ビタミンの一種です。

直射日光を浴びると体内で生成されますが、室内で過ごすことが多い現代社会では不足しがちです。

特に、日焼け対策のために日焼け止めを使用している方は、ビタミンDが不足しやすいといえるでしょう。

ビタミンDは、主にきのこ類(しいたけ・舞茸・キクラゲなど)や魚類(鮭・サバ・マグロなど)に含まれています。

食事から摂取することはもちろん、足りない分はサプリメントで補うといった工夫が必要です。

 

ビタミンDサプリメントの正しい摂取方法

ビタミンDの摂取方法

市場ではビタミンDを含むサプリメントがたくさん販売されていますが、どのようなタイミングで摂取すると良いのでしょうか。

まずは、ビタミンDサプリメントの基本的な摂取タイミングと、一緒に摂取したい栄養素をご紹介します。

 

サプリメントを飲むタイミング

サプリメントを飲むタイミングに厳密なルールはありませんが、脂溶性のビタミンDは、食後に飲むことをおすすめします。

空腹時や食後2~3時間程度経過すると、ビタミンDの吸収効率が下がるといわれています。

脂溶性ビタミンは水に溶けにくく、油に溶けるという性質を持っているので、油を使用した料理を食べた直後にサプリメントを口にすると良いでしょう。

ビタミンDは体内に蓄積されるという性質も持っているため、小分けに摂取する必要はありません。

サプリメントを飲む場合は、食事の後、1回にまとめて飲みましょう。

 

ビタミンDと一緒に摂取したい栄養素

ビタミンDは、カルシウムやビタミンAなどの栄養素と一緒に摂取しましょう。

ビタミンDには、カルシウムの吸収効率を上げる働きがあります。

同じ脂溶性の性質を持つビタミンAもまた、ビタミンDと相性の良い栄養素の一つです。

ビタミンAとビタミンDを一緒に摂取することで、より高い美容効果が期待できるでしょう。

ビタミンAについてさらに詳しく知りたいという方は、下記ページもご覧ください。

関連ページ:ビタミンAの美容効果とは?副作用や注意点、おすすめのコスメをご紹介


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ビタミンDは「過剰摂取」に注意!

健康な体や美肌作りに欠かせないビタミンDですが、過剰に摂取すると、体内に蓄積されるという特徴があります。

摂取量が多い場合は、通常、尿として排出されますが、過剰摂取を続けると体内に蓄積され、「高カルシウム血症」を引き起こす可能性があります

また、血管壁や心筋、肺などに過剰にカルシウムが沈着して、腎機能障害や食欲不振、嘔吐などの症状が現れるケースもあるでしょう。

食品から十分に摂取できていたり、日中に紫外線をしっかり浴びていたりする方は、体内のビタミンD濃度が高い可能性もあるので、サプリメントを使用する場合は、過剰摂取にならないように注意してください。

複数のサプリメントを飲み合わせる場合は、ビタミンDの配合量をチェックして、1日の摂取基準量を大幅に上回らないように配慮することが大切です。

ビタミンDの摂取基準量

ビタミンDの摂取量

どのような栄養素にもいえることですが、過不足が起こると、体に悪い影響を及ぼす可能性があります。

ビタミンDは、1日にどの程度の量を摂取すれば良いのでしょうか。また、不足するとどのようなリスクが想定されるのでしょうか。詳しく解説します。

 

1日に必要なビタミンDの目安

厚生労働省の発表では、18歳以上のビタミンDの摂取目安量は、1日あたり9.0μg (360IU)です。

この数値は最低限必要な摂取量を示しているため、健康な体を目指したい場合は、37.5µg〜50µg(1500IU〜2000IU)を目安に摂取してください。

食事から摂取するビタミンDの量を差し引いて、足りない分をサプリメントで補うと良いでしょう。

サプリメントを使用する場合でも、耐容上限量である100µg (4000IU)を大幅に上回らないように注意が必要です

引用元:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」

 

ビタミンDが不足するリスク

ビタミンDが不足すると、カルシウムの吸収効率が低下してしまいます。

特に高齢の方は、カルシウムが不足すると、骨密度が低下したり、骨粗しょう症で骨折したりするリスクが高まります。

また、成人であっても、カルシウム不足によって、骨が軟化してしまう骨軟化症の発症リスクが高まってしまうため注意が必要です。

妊娠中や授乳中はカルシウムが不足しやすいので、積極的にビタミンDを摂取するように心がけましょう。

ビタミンDサプリメントの飲み方のポイント

サプリメントの効果を十分に得るためには、摂取するタイミング以外にも注意すべきことがあります。

ビタミンDの効果を十分に引き出すためには、どのような方法で摂取すれば良いのでしょうか。詳しくみてみましょう。

 

摂取量を守る

ビタミンDは、過剰摂取の状態が続いたり、不足した状態が続いたりすると、体に悪い影響を及ぼす可能性があります。

1日の摂取基準量を目安に摂取して、過不足が起こらないように注意しましょう。

ビタミンDにかかわらず、サプリメントは大量に飲んだからといって、その分、高い効果が得られるというわけではありません

食事を含めたビタミンDの摂取量を計算して、適宜サプリメントで補うように心がけましょう。

 

継続して飲む

基本的にサプリメントは、大量に飲むよりも、長期的に飲み続けることが大切です。

即効性が感じられないため、サプリメントをやめてしまったり、飲み忘れてしまったりする方が少なくありません。

薬ではなく食品に分類されるサプリメントは、飲み始めたからといって、すぐに体が劇的に変化するようなことはありません。

個人差がありますが、効果を実感できるまでには3ヵ月程度はかかるといわれているので、継続して飲み続けることが大切です。

 

水やぬるま湯で飲む

好きな飲み物と一緒に口にする方もいますが、サプリメントは極力、水やぬるま湯で飲みましょう。

お茶やコーヒーなどの飲み物には、ビタミンDの吸収を妨げる成分が含まれている可能性があります。

タンニンやカフェインと一緒に摂取すると、ビタミンDの吸収効率が低下してしまうので、水やぬるま湯で飲むことをおすすめします。

サプリメントの粒が大きくて飲みにくいという方は、服薬ゼリー(薬を包み込んで飲みやすくするためのゼリー)を利用してください。

ビタミンDを摂取するならコレ!おすすめのサプリメント4選

おすすめのビタミンDサプリ

日々の生活にビタミンDサプリメントを取り入れたいものの、販売されている製品数が多く、何を選べば良いのかわからないという方もいるでしょう。

最後に、麗ビューティー皮フ科クリニックがおすすめするビタミンDサプリメントを4つご紹介します。

 

①MSS DUO D5000 ミセル

MSS DUO D5000 ミセル
販売価格:¥3,780(税込)
内容量:30粒

現代人に不足しがちなビタミンDを効率的に摂取できるサプリメントが、『MSS DUO D5000 ミセル』です。

1粒あたり145㎍(5800IU)のビタミンDを配合。さらに、ミセル(乳化型)加工により吸収効率をアップ。

日頃から室内で過ごす時間が長い、魚介類を食べる機会が少ないという方におすすめです。

 

②ワカサプリ ビタミンC3000mg+D4000IU

ワカサプリ ビタミンC3000mg+D4000IU
販売価格:¥5,832(税込)
内容量:1箱 30包入り/93g(3.1g×30包)

ビタミンCとビタミンDを一緒に摂取できるサプリメントが、『ワカサプリ ビタミンC3000mg+D4000IU』です。

1包にビタミンC3,000mgと、ビタミンD4,000IUを配合。サプリメントだけで、1日に必要なビタミンCとビタミンDを摂取できます。

美しいだけでなく、健康的な体を目指しているという方におすすめです。

 

③アクティブサプリ ビタミンA+D

アクティブサプリ ビタミンA+D
販売価格:¥3,240(税込)
内容量:60粒

ビタミンDだけでなく、ビタミンAも一緒に摂取できるサプリメントが『アクティブサプリ ビタミンA+D』です。

1粒にビタミンA 1500μg(5000IU)と、 ビタミンD 10μg(400IU)を配合。美しく健康な体作りをサポートします。

日頃から野菜やレバーを摂取する機会が少ないという方におすすめです。

 

④ヘリオケア ウルトラD

ヘリオケア ウルトラD
販売価格:¥6,480(税込)
内容量:1箱 30カプセル(19.62g/654mg×30カプセル)

さまざまな栄養素をまとめて摂取できるスペイン発のサプリメントが、『ヘリオケア ウルトラD』です。

ビタミンDやビタミンCに加え、ビタミンEやフェーンブロックを配合。

紫外線が強い日に外出する、屋外で長時間過ごすという日におすすめのサプリメントです。

ビタミンDサプリメントをお求めの方は麗ビューティー皮フ科クリニックへ

ビタミンDについてのまとめ

健康維持に欠かせないビタミンDですが、過剰摂取すると体に悪い影響を及ぼす可能性があります。

一度に大量摂取するのではなく、1日の推奨摂取量を守って、長期的に摂取することを目指しましょう。

ビタミンDサプリメントをお探しの方は、麗ビューティー皮フ科クリニックでお買い求めください。

オンラインショップをご利用いただければ、全国どこからでも製品の購入が可能です。

購入に際して診療が必要である製品に関しては、「オンライン診療」をご利用ください。

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▼記事監修医師
 麗ビューティー皮フ科クリニック
 医師 松村 迪

2015年東京女子医科大学医学部卒業。2020年より「麗ビューティー皮フ科クリニック」常勤医師として勤務。
「日本麻酔科学会」「日本皮膚科学会」正会員。